シャングリラのウィキです

「―― 貴方の心の奥深く 青く麗らな木を植えよう 翅を休める僕のため 貴方は長く枝伸ばす 僕の空腹満たすため 貴方は青い花付ける 貴方が青くある限り 僕は幸せを届けよう ――」

「君、庶民オモチャにしては果報者だよ。この僕の奴隷になれるんだからさ。」

「悪いことだよ、僕に銃を突きつけるなんて。君は今とても悪いことをしているんだよ。そのまま銃を下ろして。――そう、いい子だね。悪いことをしたら胸が苦しいよね。このままだともっと苦しくなっちゃう。だから良いことをして幸せにならなくちゃ。君にとっての幸せは、僕の言うことを聞いて、僕に尽くすこと。他のことは何も考えなくていいよ。わかった?――お利口お利口。それじゃあ君の銃をお仲間さんの方に向けて。後は引き金を引くだけ。たったそれだけ。とっても簡単だよね。」

「クスクス……。過去に壊したオモチャのことなんか、いちいち覚えていらんないよ。飽きたらポイっ!だって、いくらでも代わりのオモチャはいるんだもん。」

名前:モルフォ(本名) / モルフォ・バタフライ(歌手としてのステージネーム)
性別:男性
年齢:16歳
役職:王族直属の親衛隊員

性格

心の中で常に他人を見下し、手のひらで転がして愉悦に浸る。人の言動を自分の意のままにすることこそが彼にとっての最高の快感。可愛く言えばわがまま、ストレートに形容するならばエゴイスト。自分の思い通りにいかなければ機嫌が悪くなり、思い通りになればたちまち得意気になる。喜怒哀楽の移り変わりや感情の起伏は比較的に単純な方。
どれほど加虐しようとも咎められず、どのような仕打ちを与えても許されることをいいことに、庶民らのことは幾らでも替えの利く玩具としか思っていない。有り余る権力を悪びれることもなく最大限に乱用しているため、同じ親衛隊でさえ彼のことを快く思っていない者は少なくはない。
自身の能力を過信して頼りきってしまっている節があり、それが油断を招いてしまうこともある。能力の系統上、前線に立つこと自体が極めて少ないということも、彼の心の緩みに繋がっているのかもしれない。反逆軍の者を前にして能力をかけたと思い込み、ナイフを手渡して、それで自分の首を切り裂くよう促したところ、実際はそれほど術に深くかかっていなかったがためにそのまま斬りかかられるという、危うくもう少しで己の命さえ失っていたかもしれない前例さえある。
庶民や反逆軍が相手ならば時間の許す限りいたぶりこねくり回すが、上の者から「早急に殺せ」と命令されたとなれば、一切躊躇うことなく手にかけるといった冷淡な面も持つ。まともな死生観は完全に欠落してしまっている。天恵を授かった自分を隠匿して処刑された両親に対しても、「愚かなことをした」としか思っていないらしい。
また、表で活動する際は親衛隊であること自体を隠し、上記のような言動はおくびにも出さない。自分と同じ親衛隊の者に対しては、基本的にいつでも眩しいくらいの営業スマイルで友好的に接するが、そこにはどこか確固たる心の距離を置いていることを感じさせる。その実、幼い頃から“自分と無条件の愛を以って繋がり合える者はいない”という現実を突きつけられていたことが、彼がどうしても一線を引いてしまう大きな要因となっている。

容姿

身長は151cm、体重は46kg。生まれつき筋肉が付きにくく、突風が吹けば簡単に飛ばされてしまいそうなほど華奢。普段からさも当然のように、重いものは奴隷に持たせ、遠くにあるものは奴隷に持ってこさせるため、細身故の苦労はさほど体感していない。
碧眼でツリ目気味。ふさふさ睫毛。眉毛は困り眉。髪型は若干長めのおかっぱで、前髪は眉上で緩いアーチ状に揃えられたぱっつん。髪色はロイヤルブルーにバイオレットのメッシュが入っている。もち肌かつ子供体温なため、抱き心地は最高級の抱き枕にも劣らない。顔立ちは童顔寄りなものの、表向きの職に相応なものを持っている。
上は白色のブラウスに黒色のベスト。襟元には青紫色のリボンが付いている。下は黒色のショートパンツに黒色のフィッシュテールスカート。スカートの裏地は青紫色と黒色のストライプ柄。リボンの付いた黒色のロングブーツを履いている。白地に蝶の柄があしらわれたタイツを着用しているため、足の露出はない。両手には白色の手袋を嵌めている。

天恵

声を聞かせた相手の心に幻惑をかける能力。精神が軟弱な者ほど術に深くかかりやすく、鍛錬されて肝が据わっている者ほど術の効果は薄いが、たとえ歴戦の手馴れであっても、気を緩めていたり長時間聞き続けてしまった場合は術の餌食となる可能性がある。
軽度で「行動や決心したことを、別のベクトルに誘惑させる。反逆者の決意を揺れ動かす程度。」、中等度で「モルフォに促されると考える前につい従ってしまったり、決心を“そうだったかもしれない……”といった具合に曲げられてしまうが、まだハッと我に返ることができる程度。」、重度で「人格は残っているものの、モルフォの言葉に逆らうことが極めて難しく、決心したことも簡単に折られてしまう程度。」、最重度ともなると「本来の人格が消え失せ、指の一本ですらモルフォの思うがままの状態」となる。
術の解除方法は、自分自身と目を合わせること。写真や映像などでは効果がなく、鏡やガラスなどの反射を利用する他ない。どれほど深く術に呑まれていたとしても、これによりリセットすることができる。リセットすることなく長期に渡って聞き続けた場合は、より深く術にかかってしまうことになる。テレビ越しなど、間接的に声を届けるとなると術の影響力が弱まり、電話やラジオなど音質が悪くなるほど更に影響力は弱まる。
味方に飛び火する可能性が極めて高い能力だが、モルフォが直接促しの言葉をかけるようなことさえなければ、味方側に支障らしい支障はほぼないといえる。ただし、知らず知らずのうちに彼の天恵が込められた声を聞き続けてしまうと、自分の気付かないうちに彼の能力に毒されてしまうことになる。故に、味方であっても「モルフォの天恵が込められた声を聞かないようにすること」、「モルフォの天恵込みの声を聞いてしまった気がしたら、鏡を見て自分と目を合わせること」に越したことはない。能力を行使している間は、モルフォ蝶の翅のような鮮やかな模様が背中に大きく浮かび上がるため、衣類等で隠れてさえいなければ、能力を行使しているか否かを見た目で判断することも可能。
どこへ行くにも、術を“最重度”にまでかけた奴隷を常に2〜3人ほど侍らせており、モルフォ自身が低身長であることも相俟って、遠距離からの攻撃はことのほか困難を極める。

装備

エングレーブが施されたリボルバーを一挺、護身用として懐に隠し持っている。万が一の最終手段のために所持しているに過ぎず、訓練どころか撃った経験すら数えるほどしかない。一発放とうものなら反動によって後ろに倒れこんでしまう。

備考

一人称は「僕」。二人称は基本的に「君」や「あなた」など。イメージCVは粕谷雄太さん。イメージカラーはロイヤルブルー。

両親は長い間子宝に恵まれず、やっとのことで生まれてきたモルフォは、王国に献上する決まりとなっている天恵を授かっていた。苦労に苦労を重ねて賜った初子を取られまいと、両親は吾子の存在を隠匿する決心をする。しかし、まだモルフォに物心が付き始めて間もないような頃、無情にも彼の存在は露顕してしまい、彼の身内の者は全て極刑となった。
それからは帝都にある小規模な孤児院で暮らすこととなり、同時に親衛隊となるための教育も施される。小規模といえど帝都に位置する孤児院では十二分に贅沢な生活を送ることができたが、ゆくゆくは彼が親衛隊となることを知らされていた神父は、まるで腫れ物を扱うように彼に接し、彼もどことなくそれを感じ取ってか自ずと孤立していった。
親衛隊となった後は、その穴を埋めるかのように、能力を巧みに行使して庶民らの心を掌握し、奴隷を侍らせることで身を固めている。今や自尊心に満ちているモルフォだが、誰も見ていないところで、自身の能力で心を支配している奴隷に「頭を撫でろ」と命令しているとかいないとか。

表向きには親衛隊であることを隠してアイドル歌手として活動し、テレビやラジオなどを通して地道に少しずつ幻惑をかけ、反乱分子を炙り出すことに重きを置いているが、大方の反逆軍にはその思惑やモルフォの役職が既に露呈しており、特定のチャンネルに合わせないなどの対策を講じられてしまっている。しかしそれでもなお、彼を討ち取ることができれば反逆軍にとっての確かな功績になるといわれるほど、彼の能力に心を毒されたプロレタリアの数は看過できない。天恵を差し引いた肉弾戦ではからっきしのモルフォが、王族直属という階級の親衛隊に身を置いていることから鑑みても、彼の天恵の影響力が伺える。

募集

受け付け
  • [〆]護衛対象の王族さま(1名)
  →ストック・ザーバスノットさん
  • [〆]親しくしてくださる親衛隊員さま(1名)
  →ユーフェミア・ラングハンスさん
  • 味方同士ながら険悪な仲の親衛隊さん(1名〜3名)
  →フレデリカ・ガルシアさん

乗っかり
  • リュカ・サヴォワ?さん
  →リュカが主人の次に、世話を焼いている人

その他も積極的に関係を築けたらと思っておりますので、どうぞお気軽に声をおかけください。

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