護国聖戦シャングリラ

陽気さとおめでたさが第一印象に残る人物。多少困った事態に陥っても「ま、いっか」と決してめげない図太さを持つ。良く言えばフランク、悪く言えば慇懃無礼な気質であり、例え目上の者に対しても敬語を使わなかったり、初対面でも割と馴れ馴れしい対応を取ってしまう。曲がった事を嫌い情には厚い直情家だが、一方で相手から上手く情報を引き出したり、安い挑発では全く動じないなど、強かさも兼ね備える。ジャンク屋という職業柄か、ガラクタの類を見つけると拾って持ち帰ろうとすることも。反逆軍に属してはいるものの、実のところ親衛隊へそこまで憎悪は抱いておらず、早期に根本的な問題解決が出来ればと考えている。またそのためならば一時的な共闘なども惜しまない。

身長169cm、体重60kg。髪は濃淡なブラウンのショートで、白い手ぬぐいをバンダナ代わりに巻いている。肌は色白寄りの黄色系。体格はかなり引き締まっており、筋肉の隆起が見える程度には鍛えてある。ジャンク屋らしく、服装は豪奢だとか端正といった方面には全くの無縁であり、自身にとっての実用性以外はほぼ何も考慮されていない。上は白のタンクトップスで、肩から手首辺りにかけての無骨な筋肉が惜しげもなく晒してある。両手には白の13ゲージ軍手を着用。ここでいうゲージとは編み目の細かさを表し、その数字が高いほど柔軟性・伸縮性に優れていることになる。一般的な軍手は7ゲージ、下ばきや組立作業など細かな作業では13ゲージのものが主流。下はオリーブドラブのM-47タイプカーゴパンツ、靴は黒のS6172タイプセーフティシューズ。

なし

なし

　PS-M-0837-Lightning eagle
試作型パワードスーツ。全高196.5cm。本体重量237.1kg。メインカラーはアルミニウムグレー。バッテリー駆動式。全身を隈なく防護するフルカバータイプであり、一見しただけでは人型機動兵器と見分けが付かない。機体各所にハードポイントやラッチが設けられており、オプションなどによる高い拡張性を持つ。パワードスーツという、親衛隊側にとっても主流ではない装備の為、幾つか優位な点もあるが、相手や状況で幾らでも変わるため過信は出来ない。反逆軍ゆえの物資面での劣悪さにより、銃火器系の兵装は少なめになっている。また、親衛隊側と正面から撃ち合うのは流石に不利なので、独自の発想に基づく兵装が多い。

SD-G-0360-Interviewer
バイザー防護装甲型戦闘用瞬間解析スコープ。バイザー部分の直ぐ上(額辺り)に装着されている。各種小型カメラ、センサー類が多数詰め込まれており、探知行動で極めて優位に働く。使用時は下へスライドしバイザーに覆い被さる形で機体側(HUD)と接続し、解析を行う。また、その際はバイザー側のカバー装甲が展開され小型カメラ、センサー類が露出する。
ME-D-5719-Attending physician
薬物投与装置。複数の専用注射器と簡易的な電子部品で構成されており、スーツ内部に搭載。戦闘中に状況に応じた薬物の静脈注射を行うことで、装着者をサポートする。但し反逆軍の懐事情ゆえ工業用薬品や塗料で一部ごまかしている部分がある為、過度な使用は正規薬品より危険。
CRW-LM-6112-Phantom edge
高汎用特殊長剣型兵装。何度も試行錯誤を繰り返し、最近になって漸く完成を迎えた装備。液体金属で構成された刀身部と、それを制御する電子部品が内蔵されたグリップ部の2部位で成り立っている。
グリップ部を中継した遠隔操作で自在に変形や硬化が可能。
SD-5939-RW-Soul of panther
地上用車輪駆動式加速装置。両足首の外側面に装着されている。計二輪。タイヤ部分は直径およそ30cm。平地及び軽度のオフロードでの機動性を強化。燃料確保の関係で、動力には車両用のエンジンではなく工業用旋盤のモーターを改造して使っている。

M・R・S
Motion・Reproduction・Systemの略。我流で作り上げた基礎戦術データとモーションプログラムをリンクさせ、状況に応じた適切な行動が可能。装着者の自発的動作より優先はされない。
Unblind
超高精度偏差射撃FCS。M・R・Sに紐付いたプログラムであり、自動照準を行う。飛来物の迎撃や高速移動目標の確実な撃破に使われる。瞬間的に膨大な演算が行われる為、長時間の使用はオーバーヒートを引き起こす。
Possession
近接戦闘動作アシストプログラム。こちらもUnblindと同列のものであり、格闘技や各種武術の再現フィードバックを行う。カイル自身が積み重ねた実戦データや、そこらじゅうから掻き集めた動画ファイル、廃棄された交易品らしき武術書の電子復元スキャンデータに、果ては聞き込みの録音会話ログをも設計ベース情報として使用した結果、現存するほぼ全ての武道を収録するに至った。また、あくまでスーツで動作再現のみを行う形式の為、Unblindと違いオーバーヒートのリスクは非常に少ない。
ORW-WG-1429-Grab Leg
両腕部と背部に装備された内蔵式ワイヤーガン。先端が三つ爪のクローアームになっている。
ORW-HG-2026-Feather Thrower
カスタムネイルガン。シーケンシャルトリップ・トリガー(釘を打つ対象に押し当てなければ釘が打てない構造)の解除をはじめとして、射出速度や耐久性などの面で大幅な改造が施されている。親衛隊側の制式装備と比較すれば劣るものの、牽制には充分。
CRT-R-5503-Safety Sword
非殺傷用電磁警棒。伸縮式で両肩装甲に内蔵。
CRW-DK-1981-Hard beak
対装甲ダガーナイフ。両サイドスカートに一本ずつ格納。
SD-2537-SC-Waitperson
多目的小型コンテナ。金属製ポリタンクを改造し、格納機能だけでなくスラスターやラッチも取り付けてある。各種装備格納時のデッドウェイト化を避ける為、緊急時にはパージ可能。両肩に装着。
ORW-4002-CB-Lance thrower
大型コンパウンドクロスボウ。全長150cm近くもあるサイズが特徴。当然発射する矢も相応に長大である。ドローウェイト(張力)をLightning eagle用に極めて高く設計しており、身体強化系の天恵でもなければまず引けない。その質量と張力から生み出される破壊力は、下手な銃火器を大きく上回る。一方で、クロスボウの常として連射速度は無に等しく、再装填が終わるまでは完全な無防備。また、メンテナンスにおいてレールと弦に塗布するワックスは、工業廃液を加工したもので代用している為、正規品よりも慎重に行う必要がある。
SD-2900-SP-Blue leaf
太陽光充電装置。廃棄された家庭用ソーラーパネルを集めて製作された。戦闘で使うものではなく、アジトに設置されている。貴重なバッテリー補給源だが、その性質上安定した供給は難しい上、そもそもが完成度の低い技術形態の為、一日毎の電力はそこまで多くない。
ORW-5611-FT-The red
火炎放射器。燃料に使えるものの範囲を非常に広く設計しており、工業廃液などでも油分が一定の割合で含有されていれば使用可能。実はこれよりも高性能なものが製作されているが、そちらは燃料の調達が困難な為に、殆ど使われていない。
ORW-4450-NL-Hunter hand
投網式捕縛用バズーカ砲。ネット部分は多重構造合金を採用。ワイヤーガンタイプであり、弾薬を使わない。
ORW-1900-GM-Bartender
手榴弾格納兼射出装置。通常手榴弾、焼夷弾、特殊液体窒素弾、拡散電圧弾、硫酸弾、閃光弾、発煙弾、電子撹乱弾が各種一発づつセット。背部装甲に内蔵されており、使用の際は広く稼働する。使用する素材などの関係で補充が利きにくい。
AU-1133-V-Equus caballus(エクウゥス カバッルス)
二輪車両型支援ユニット。地上での長距離移動、逃走目標の追跡など機動力を大幅に補助することを目的として開発された。カラーリングはメインがカーマインレッド、サブがダークグレー。Ｇ−ＳＴＲＩＤＥＲを設計目標としている。緊急時には遠隔操作や簡易AIでの自律機動も可能。

　一人称:俺　二人称:お前、あんた
反逆軍では五指に入るほどの優秀なエンジニア。盗品や型落ち品が主流の中、ジャンク品の改造などで自ら武器を製作出来るという頭一つ抜けた技術力を有している。精密機械のみならず電子面にまで精通しているのは現状では彼くらい。普段は仲間達の武装の整備、哨戒行動、新装備の開発、或いは単独でジャンク屋を営んだりしている。Lightning Eagleを複数製造すれば、反逆軍の戦力を大幅に増強出来るのでは。という意見をたまに持ち掛けられるが、各種装備の点検及び調整、またそれらに合わせた兵士側の習熟、そして何より元となるジャンク品の根本的な不足といった要素により、全く目処が立っていないのが現状。
イメージカラーはブラウンと白

なし