「万事、良きに計らってくれ」
「富むべきが富み、貧するものが貧し、餓えるものが餓え、死ぬものが死ぬ。
滅ぶべきなら滅べばいい。それでいいとも。まったく自然だ。理に適っている。
………そして。それがどうせ滅ぶものなら、綺麗に、盛大に。
後はなるべく、ぼくたちが死んでからも引き延ばされるほど冗長に在るべきだ。きみは、そう思わない？」
「御伽噺なら幸福な終わりがピリオドだろうが、これは現実。そのまま舞台の幕は降りて来ない。
気高い理想を土台にして築かれた勝利と栄光は、百年経てば腐臭を放つだけの邪魔者だろう。
だからそう、敢えて言うならば………アレだな。
少し、きみは自分 に夢を見すぎだと思う。
いったい何を根拠にして、どちらかに転べば、きっと明日が良くなる だなんて考えたんだ？」
名前
ラスムーン・ザーバスノット
読み仮名
割愛
性別
男性
年齢
20歳
役職
王族
性格
容姿
天恵
神器
装備
備考
人間関係
聖女／魔女
アルフェッカ・タビト
『ミカエル』／ミシェル
募集
「富むべきが富み、貧するものが貧し、餓えるものが餓え、死ぬものが死ぬ。
滅ぶべきなら滅べばいい。それでいいとも。まったく自然だ。理に適っている。
………そして。それがどうせ滅ぶものなら、綺麗に、盛大に。
後はなるべく、ぼくたちが死んでからも引き延ばされるほど冗長に在るべきだ。きみは、そう思わない？」
「御伽噺なら幸福な終わりがピリオドだろうが、これは現実。そのまま舞台の幕は降りて来ない。
気高い理想を土台にして築かれた勝利と栄光は、百年経てば腐臭を放つだけの邪魔者だろう。
だからそう、敢えて言うならば………アレだな。
少し、きみは
いったい何を根拠にして、
名前
ラスムーン・ザーバスノット
読み仮名
割愛
性別
男性
年齢
20歳
役職
王族
性格 
およそ話し手として一流半、聞き手として最上。
自己主張が薄く、物腰は穏やかで柔らかい。
感情の起伏も乏しいわりに口数は多く理解をすれ違わせないように気を使いつつ、
それぞれ個人への接し方を使い分けるが如き、民を想う「良い人」。
王族の立場でないなら神父や相談役、または大変やり手の男娼になれただろう。あるいは詐欺師。
………しかしその実態は後述する天恵によって、
喜怒哀楽を含めた七方面の感情をそれぞれの『依り代』に「擦り付けた」結果、
良く言えば物腰穏やかな知識人、悪く言えば音又のようなこの男を作り出しただけ。
彼はたいへん退廃的かつ破滅的な人物であり、
また人間の悪しき側面を信じているから高望みをしない穏やかな性悪説の権化。
上記の部分も嘘ではない（特に『義務としての』民想い）が、本当に彼を覗き込めるものならばそれが『薄っぺら』なことに気付ける。所謂「聞かれなかったので答えなかった」「嘘は言っていない」を地で行く。
そこだけならば彼は諦観気味の善人だったのかもしれないが、此処に強かな本性を隠し持っており、むしろ己こそがその性悪説の体現者。彼は人間の善意だとか美しい話をこれっぽっちも信じておらず、また未来というものに何ら希望めいたものを見出さない。
それゆえ、現実主義者というよりは（理由こそあるが）度を越した虚無主義者であり、王族というカテゴリとして彼を当てはめその本性を覗いた場合、好く相手は好くが、嫌われる相手からは徹底的に嫌われる。
余談であるが国そのものには愛着がない。
本当に。微塵も。
自己主張が薄く、物腰は穏やかで柔らかい。
感情の起伏も乏しいわりに口数は多く理解をすれ違わせないように気を使いつつ、
それぞれ個人への接し方を使い分けるが如き、民を想う「良い人」。
王族の立場でないなら神父や相談役、または大変やり手の男娼になれただろう。あるいは詐欺師。
………しかしその実態は後述する天恵によって、
喜怒哀楽を含めた七方面の感情をそれぞれの『依り代』に「擦り付けた」結果、
良く言えば物腰穏やかな知識人、悪く言えば音又のようなこの男を作り出しただけ。
彼はたいへん退廃的かつ破滅的な人物であり、
また人間の悪しき側面を信じているから高望みをしない穏やかな性悪説の権化。
上記の部分も嘘ではない（特に『義務としての』民想い）が、本当に彼を覗き込めるものならばそれが『薄っぺら』なことに気付ける。所謂「聞かれなかったので答えなかった」「嘘は言っていない」を地で行く。
そこだけならば彼は諦観気味の善人だったのかもしれないが、此処に強かな本性を隠し持っており、むしろ己こそがその性悪説の体現者。彼は人間の善意だとか美しい話をこれっぽっちも信じておらず、また未来というものに何ら希望めいたものを見出さない。
それゆえ、現実主義者というよりは（理由こそあるが）度を越した虚無主義者であり、王族というカテゴリとして彼を当てはめその本性を覗いた場合、好く相手は好くが、嫌われる相手からは徹底的に嫌われる。
余談であるが国そのものには愛着がない。
本当に。微塵も。
容姿
身長165cm、痩せ型。
「本人が」前線に出ることなど殆どないというその性質に加えて、元が病弱ということもあって、スレンダーとか整っているとかそういう以前にちょっと不安になるラインのぎりぎりを通るような体つきと、貴種のそれでありながらも儚い印象の方が強い肌色をしている。成人男性を樹木に例えるならば、ラスムーンは「枯れ木」。
髪の色も色素が抜け落ちたような白髪のセミロングで、基本的に移動時には杖を突くか、馬車に座るか、あるいは車椅子（のようなもの）に座っている。最近は歩くのも億劫なので、だいたい車椅子。ともすれば骨と皮だけレベルの下半身を隠すために服装は体のラインが出辛い紺色のローブ系の衣装。
「本人が」前線に出ることなど殆どないというその性質に加えて、元が病弱ということもあって、スレンダーとか整っているとかそういう以前にちょっと不安になるラインのぎりぎりを通るような体つきと、貴種のそれでありながらも儚い印象の方が強い肌色をしている。成人男性を樹木に例えるならば、ラスムーンは「枯れ木」。
髪の色も色素が抜け落ちたような白髪のセミロングで、基本的に移動時には杖を突くか、馬車に座るか、あるいは車椅子（のようなもの）に座っている。最近は歩くのも億劫なので、だいたい車椅子。ともすれば骨と皮だけレベルの下半身を隠すために服装は体のラインが出辛い紺色のローブ系の衣装。
天恵
『福音贈る七元の神託 』
言葉の由来は『誰も死ぬまでは幸福でない』というラテン語。
読み方は「ネモ・アンテ・モルテム・ベアトゥス」。
名を付けた人間はラスムーンであり、
一言で言うなら『対応する七つの概念に近い性質を持つ人間』を
『自分の感情を融合させる依代』にし、『御使い』という名前の傀儡を作り出す能力である。
なお後述するが、王国側の発表と宣伝では、
王家の意向により『七つの徳に対応する人間を神の使いとして作り直す』とされる。
他者の了解がそもそも不要なことや、融合して作り出した『御使い』の非常に高い能力から、
極めて凶悪な天恵とされているのだが、この天恵には致命的と言っていいレベルの欠点が三つ存在する。
一つ、『対応する概念の御使いはそれぞれ一体しか保有できない』こと。
名前からして想像がつくやもしれないが、
この対応する概念とは「七つの大罪」にちなんだ人間の悪性が当てはまる。
よって、一例を挙げると『傲慢』の御使いは一体しか保有できない。
二つ、『製造に最低半日の時間が必要になる』こと。
いわば彼の成すことは自らが対価として捧げた感情で、その人間を自分の天恵と同化させるという、一個人の完全否定であるため、対象のパーソナリティや記憶を融かし切るための時間が必要になる。………「最低半日」と題したのは、よほどの勇士ならば下手すると数日ぶっ続けレベルの作業工程が必要になるため。
そして三つ。
前述し、仄めかした通り『製造の際に対応する感情と価値を失う』こと。
いわば彼は自分の天恵という容器に、依り代の肉体と精神をブッ込んで、
コントロールするためのアンテナとして自分の感情をその中に投下するような感じで、依り代を御使いへと変化させるわけだが、この時彼は自分の感情や価値観、記憶と言った『自分の一部』を混ぜ込んでいる。これらの感情は御使いが消滅・崩壊すれば戻って来るが、戻って来たなら戻って来たでさっさと次を作るので、実質彼は七つの概念を失っているに等しい。
実際に彼は『自分の所業を信じる傲慢なまでの自信と善性』『怒るほどの執着』
『他者と自分を比較する嫉妬心』『自制と秩序の為の怠惰』『誰かを求めるような欲望』
『満たされるという感覚』『生殖能力』を失っている。この辺が性格の理由。
しかし上記の大変なデメリットと本人の死ぬほど虚弱な体質と引換に、
それによって形成された『御使い』は依り代の能力と天恵のブーストを受けた強力な魔人、一人では何も出来ないレベルの虚弱なラスムーンの代わりに全てを成し遂げる天恵と肉で編まれたマキナたち。
それぞれ名をつけられた概念にちなんだ能力を持ち、依り代の性能をある程度受け継ぐ。まさに『民の上に立つ人間』が持つ能力であり、また何処まで行っても飾り物で皮肉めいた、傍迷惑な幸福の王子のよう。
具体的には下記の通り。
また、当然だが言葉を喋る能力や理性なんかは持ち合わせず、
その姿はさながら水晶で形作られた、翼持つ人間の像という点で共通する。
これらには天使の名前がついているが、本当の名前は当然のことながら悪魔のそれである。
この辺りは単純に『天使の名前の方が大衆の受けがいい』『求心力を考えると王族の人間に悪魔の名を持つ“使い魔”を動かせられない』などの理由があり、
また依り代やこの辺りのデメリットについては当たり前だが公表されていない。
あくまでも「ラスムーンが使役する天の遣い」という形で、王国の人間や信仰者の求心力を得るプロバガンダ的な存在となっている。実態は、まあその、はい。
弱点は本人。彼自身はこの天恵によって作り出した依り代に、
己の感情や身体的価値を譲渡しているため、冗談でもなんでもなく脆い。
そして何より、七つの徳／罪を手放した人間に残るものは何もない無だけだ。
この青年に絞り出すようなものはなく、また舞い降りる奇跡などは絶対に存在しない。
さらに当然だが、
現時点で鋳造された『御使い』は何代もの戦士の屍と代替わりしているように、
反乱軍の中でも優れた戦士の手で破壊されることも珍しくない。
即ち能力の多様性と人海戦術が強みであって、個体ごとの出力は『ミカエル』を除きいちいち神器の担い手とぶつかり合えるほどのものではない。
そしてその度に素材と、時間と、諸々の過程が必要となるため、そう簡単に補充が利かない。
言葉の由来は『誰も死ぬまでは幸福でない』というラテン語。
読み方は「ネモ・アンテ・モルテム・ベアトゥス」。
名を付けた人間はラスムーンであり、
一言で言うなら『対応する七つの概念に近い性質を持つ人間』を
『自分の感情を融合させる依代』にし、『御使い』という名前の傀儡を作り出す能力である。
なお後述するが、王国側の発表と宣伝では、
王家の意向により『七つの徳に対応する人間を神の使いとして作り直す』とされる。
他者の了解がそもそも不要なことや、融合して作り出した『御使い』の非常に高い能力から、
極めて凶悪な天恵とされているのだが、この天恵には致命的と言っていいレベルの欠点が三つ存在する。
一つ、『対応する概念の御使いはそれぞれ一体しか保有できない』こと。
名前からして想像がつくやもしれないが、
この対応する概念とは「七つの大罪」にちなんだ人間の悪性が当てはまる。
よって、一例を挙げると『傲慢』の御使いは一体しか保有できない。
二つ、『製造に最低半日の時間が必要になる』こと。
いわば彼の成すことは自らが対価として捧げた感情で、その人間を自分の天恵と同化させるという、一個人の完全否定であるため、対象のパーソナリティや記憶を融かし切るための時間が必要になる。………「最低半日」と題したのは、よほどの勇士ならば下手すると数日ぶっ続けレベルの作業工程が必要になるため。
そして三つ。
前述し、仄めかした通り『製造の際に対応する感情と価値を失う』こと。
いわば彼は自分の天恵という容器に、依り代の肉体と精神をブッ込んで、
コントロールするためのアンテナとして自分の感情をその中に投下するような感じで、依り代を御使いへと変化させるわけだが、この時彼は自分の感情や価値観、記憶と言った『自分の一部』を混ぜ込んでいる。これらの感情は御使いが消滅・崩壊すれば戻って来るが、戻って来たなら戻って来たでさっさと次を作るので、実質彼は七つの概念を失っているに等しい。
実際に彼は『自分の所業を信じる傲慢なまでの自信と善性』『怒るほどの執着』
『他者と自分を比較する嫉妬心』『自制と秩序の為の怠惰』『誰かを求めるような欲望』
『満たされるという感覚』『生殖能力』を失っている。この辺が性格の理由。
しかし上記の大変なデメリットと本人の死ぬほど虚弱な体質と引換に、
それによって形成された『御使い』は依り代の能力と天恵のブーストを受けた強力な魔人、一人では何も出来ないレベルの虚弱なラスムーンの代わりに全てを成し遂げる天恵と肉で編まれたマキナたち。
それぞれ名をつけられた概念にちなんだ能力を持ち、依り代の性能をある程度受け継ぐ。まさに『民の上に立つ人間』が持つ能力であり、また何処まで行っても飾り物で皮肉めいた、傍迷惑な幸福の王子のよう。
具体的には下記の通り。
また、当然だが言葉を喋る能力や理性なんかは持ち合わせず、
その姿はさながら水晶で形作られた、翼持つ人間の像という点で共通する。
御使い一覧（長いので格納）
これらには天使の名前がついているが、本当の名前は当然のことながら悪魔のそれである。
この辺りは単純に『天使の名前の方が大衆の受けがいい』『求心力を考えると王族の人間に悪魔の名を持つ“使い魔”を動かせられない』などの理由があり、
また依り代やこの辺りのデメリットについては当たり前だが公表されていない。
あくまでも「ラスムーンが使役する天の遣い」という形で、王国の人間や信仰者の求心力を得るプロバガンダ的な存在となっている。実態は、まあその、はい。
弱点は本人。彼自身はこの天恵によって作り出した依り代に、
己の感情や身体的価値を譲渡しているため、冗談でもなんでもなく脆い。
そして何より、七つの徳／罪を手放した人間に残るものは何もない無だけだ。
この青年に絞り出すようなものはなく、また舞い降りる奇跡などは絶対に存在しない。
さらに当然だが、
現時点で鋳造された『御使い』は何代もの戦士の屍と代替わりしているように、
反乱軍の中でも優れた戦士の手で破壊されることも珍しくない。
即ち能力の多様性と人海戦術が強みであって、個体ごとの出力は『ミカエル』を除きいちいち神器の担い手とぶつかり合えるほどのものではない。
そしてその度に素材と、時間と、諸々の過程が必要となるため、そう簡単に補充が利かない。
神器
所有しない。
装備
所有しない。車椅子や杖等の介護者用移動セットは装備に入りますか？
備考
王国が王族の一人。病弱ゆえに普段は王都に籠り、
知識人たちと言葉を交わし、民の声を聴き留める、王族と言う名前の広告塔。
腐敗した王国にて生きる僅かな健者たちに正当性と理性と安寧を寄越す虚飾の聖人。
神の理念を持つ世界が、神を貶めるために天恵を最も悪用した存在。
その名前が、ラスムーン・ザーバスノットである。
一人称は「ぼく」。二人称は「きみ」。イメージカラーはゴーストホワイト。
イメージCVは島/崎/信/長さん。
誰に対しても穏やかで柔らかい口調で話す。
好きなもの、嫌いなものは『執着』の価値観を天恵によって失っているため無し。
性格欄にある通り人当たりが良いが、それはどちらかというと『義務』だからそうしている。
王族の出であるが、生まれついて躰が絶望的なほど弱い虚弱体質。
立ち上がり走れば数秒と保たず、
極限環境において命を維持する強さなどありはしない。
その出自から、肉体の不備を補うほどの智慧はあれど。
その弱さから、他人の痛みを識るほどの敬虔さを持てども。
ラスムーンは王としてあまりに不適格な落第者。の、はずだった。
天恵が“そういうもの”でなかったならば。
十歳の頃。彼は反逆軍の存在を知り、その戦争が今も続いていることを知った。
天恵が『聖女』または『魔女』の天恵もあって正統性の為に大々的な宣伝をされたこともあり、
彼は『天の使いを侍らせる聖者』としてその名を語った。または騙った。
彼は何も言わなかったが。
密やかに「ああこれ、この国は亡びるな」と根拠もなく確信していた。
それ故に、彼は何の感動もなく「どうせ滅ぶならば、なるべく穏やかに、だが盛大に」という独特の理屈を以て、時として自らの御使いを戦場に寄越したり、それを以て親王国側の者を救うなどの行動を続けた。
だが十年経ち、どういうわけか神より賜ったという神器を受け取って、
未だ王国が滅ばぬという事実を、その虚飾の心で受け取ったラスムーンは、
その本音や内情を割愛して結論だけを述べるならば、概ね次のように判断した。
どちらも勝ってはならない 、ということだ………と。
知識人たちと言葉を交わし、民の声を聴き留める、王族と言う名前の広告塔。
腐敗した王国にて生きる僅かな健者たちに正当性と理性と安寧を寄越す虚飾の聖人。
神の理念を持つ世界が、神を貶めるために天恵を最も悪用した存在。
その名前が、ラスムーン・ザーバスノットである。
一人称は「ぼく」。二人称は「きみ」。イメージカラーはゴーストホワイト。
イメージCVは島/崎/信/長さん。
誰に対しても穏やかで柔らかい口調で話す。
好きなもの、嫌いなものは『執着』の価値観を天恵によって失っているため無し。
性格欄にある通り人当たりが良いが、それはどちらかというと『義務』だからそうしている。
王族の出であるが、生まれついて躰が絶望的なほど弱い虚弱体質。
立ち上がり走れば数秒と保たず、
極限環境において命を維持する強さなどありはしない。
その出自から、肉体の不備を補うほどの智慧はあれど。
その弱さから、他人の痛みを識るほどの敬虔さを持てども。
ラスムーンは王としてあまりに不適格な落第者。の、はずだった。
天恵が“そういうもの”でなかったならば。
十歳の頃。彼は反逆軍の存在を知り、その戦争が今も続いていることを知った。
天恵が『聖女』または『魔女』の天恵もあって正統性の為に大々的な宣伝をされたこともあり、
彼は『天の使いを侍らせる聖者』としてその名を語った。または騙った。
彼は何も言わなかったが。
密やかに「ああこれ、この国は亡びるな」と根拠もなく確信していた。
それ故に、彼は何の感動もなく「どうせ滅ぶならば、なるべく穏やかに、だが盛大に」という独特の理屈を以て、時として自らの御使いを戦場に寄越したり、それを以て親王国側の者を救うなどの行動を続けた。
だが十年経ち、どういうわけか神より賜ったという神器を受け取って、
未だ王国が滅ばぬという事実を、その虚飾の心で受け取ったラスムーンは、
その本音や内情を割愛して結論だけを述べるならば、概ね次のように判断した。
人間関係
聖女／魔女
その存在を否定する義務を課せられ、またその存在が戦乱に変化を齎したという点を持ち、
直接出会ったことこそないが、ラスムーンにとっては決して無関係ではない存在。
彼の人生観に、もしも良し悪しを問わず『影響』を及ぼすものがあるとするならば………。
それは間違いなく、この人物だろう。何が『影響』となるのかは、さておいて。
直接出会ったことこそないが、ラスムーンにとっては決して無関係ではない存在。
彼の人生観に、もしも良し悪しを問わず『影響』を及ぼすものがあるとするならば………。
それは間違いなく、この人物だろう。何が『影響』となるのかは、さておいて。
アルフェッカ・タビト
友人関係。
『ミカエル』／ミシェル
かつて部下だった男。故人。
彼は『名誉の戦死』と共に、国を守る最上位の御使いとして昇華された。───本当に？
彼は『名誉の戦死』と共に、国を守る最上位の御使いとして昇華された。───本当に？
募集
� Д潺�エルの関係者／シエラ
締切ました。ありがとうございます。
�◆�直属の部下／１名（空き）
彼の本性について悟っているか否かはお任せしますが、
少なくともラスムーンの事情を把握している部下です。
関係やお互いの距離感なんかは話し合って決めたいですね。
締切ました。ありがとうございます。
�◆�直属の部下／１名（空き）
彼の本性について悟っているか否かはお任せしますが、
少なくともラスムーンの事情を把握している部下です。
関係やお互いの距離感なんかは話し合って決めたいですね。
コメントをかく