シャングリラのウィキです

「ゆーへみあ、ゆーへみあ。ねえゆーへみあ。こいつもう たべてもいいでしょ? まだ “マテ”なの?」

「おいらね、ねひらだよ。ねひらよっへ。むつかしいことを かんがえるのは すきじゃないな。でも、きみと おはなしするのは だいすきだよ。きみは おいらのこと なでてくれるし、ほめてくれるし、あとねー……おいしそうだし。えへへ。」

「わあ、くもさんだ。くもさんはね、ねひらの なかまだよ。くもさん、いっしょに あそぼうー。こっちに おいでー。――んぇぇ、にげられちゃった……。」

「おいら、ちゃんと わかってるんだよ。じぶんが しょうしんしょうめいの 『ばけもの』だってこと。うまれたときから そうだから へいきだけどね、ゆーへみあの なでなでが ほんとうの なでなでだって おいら わかるから、だから もっと へいき。」

名前:ネフィラ・ヨッフェ・ラングハンス
性別:男性
年齢:19歳
役職:反逆軍にも親衛隊にも属さない庶民たち

性格

純粋で単細胞なため欲望に正直。好きなものはハッキリ好きと言うし、嫌いなものはハッキリ嫌いと言う。喜怒哀楽の起伏も比較的大きく、表情や仕草などに顕著に現れるため、彼と馴染みのない者から見ても感情はわかりやすい。
愛情表現のひとつとして、好きな物や人にはハグをしたがるが、いかんせん力加減が下手くそ。そのせいで、好きな物や、好きな人が大事にしている物を壊してしまうことが多々あるが、その場合は甚く落ち込んでしまう。大抵はお腹がいっぱいになると立ち直る。
好きになる対象は主に、「ご飯を与えてくれる人」、「自分をいじめない人」、「褒めたり体を撫でたりしてくれる人」である。
初めて目にする物や他人に対する警戒心は強い方ではあるが、純粋さ故に他人の言葉を信じてしまいやすく、割と騙されやすい。ただし、彼の一番の行動原理は「食欲」であるため、それを忘れて何かしらで誘導して巧く操ってやろうなどと軽侮していると、意図した方向へは釣られずにそのまま捕まって貪り食われるといったことになりかねない。「お前の大好きなユーフェミアを人質として預かっているぞ」などと脅迫したとしても、「そっか。じゃあまずおまえをたべるね。むしゃむしゃ。」となる可能性があるわけである。
決して“食べることしか考えていない”わけではなく、落ち着いて物事を理論的に考えることもできる。が、お世辞にも年齢に見合った知性を持っているとはいえない。別々のことを同時にする、同時に考えるといったことも滅法苦手。血の繋がった自分の本当の家族が自分と絶縁した理由も、自分が化け物であるという自覚もしっかりと持ってはいる。

容姿

さらさらフワフワな黒髪のナチュラルマッシュヘア。前髪は軽いM字分け。襟足は少し長めで毛先だけ若干外側にカールしている。本来白目である部分は黒色をしている(所謂黒白目)。瞳の色は、人間らしさが感じられないほどに鮮やかな真紅。黙ってさえいれば、見つめるだけで凄みを放つ。垂れ目の二重まぶた。どちらかというと困り眉気味。
脚は節足が4対の8本。上半身が人間、下半身が巨大な蜘蛛のような容姿をしているが、人間部分に腕はない。
体高は248cm、全長(尻先から頭先まで)は450cmほど。間延び気味な口調と巨大な図体とは裏腹に、ことのほか俊敏性には長けている。
人間部分の肌は、普通の人間として考えると不健康といえるレベルで色白。蜘蛛の部分は、黄色と黒色のまだら模様をしている。
最前列の1対2本の脚だけは亜鋏状(カマキリの鎌など)をしており、物を掴み取ることに長けている。人間が掴まれた場合、怪我をすることこそ(力加減さえ合っていれば)ほとんどないものの、トゲが食い込んで少なからずの痛みが走る。
下顎が真ん中で二つに割れてガパッと大きく開く。ジョロウグモと同じように神経毒を持っており、2本の大きな牙から毒液を注入することができる。牙を引っ込めて、普通の人間と差異のない顔を装うことも可能。顔だけだが。人間の骨を噛み砕くには十分すぎるほどの顎の力を有しているため、本来のジョロウグモのように獲物を消化液で溶かして啜る必要はないが、消化液を出すこと自体は問題なくできる。武器とするにしても、射程距離はワンコインで買えるような玩具の水鉄砲程度のもので、食べるにしても人間なら齧り付いたほうが早い。2本の牙以外に、口の中には鋭利で細かい歯がびっしりと生えており、ひとたび噛まれでもすれば、たとえ甘噛みでも深い傷を負うことは避けられない。
尻からネバネバした白い糸を出すことができるが、糸を使い分けて巣を作るといった芸当はできず、専ら獲物を拘束するために使われている。
上半身には、だぼだぼとした無地の白いシャツワンピースを着用している。腕がないため、袖の部分は空っぽ。首には、ユーフェミアから贈られた赤いレザーの首輪を付けている。

天恵

巨大なジョロウグモの肉体を持つ。先述の通り、蜘蛛らしいことは概ねできる。
筋力、俊敏性共に優れており、一対一の単純な肉弾戦であれば、並の人間では相手にならない。天恵というよりはネフィラに限ったことだが、頭脳戦を用いた方が大抵の場合は効果的といえる。
天恵が及ぼす最も深刻な副作用として、人肉からしか栄養を摂取することができないことが挙げられる。最低限必要な栄養の目安としては、1週間の内に大人一人分も食べれば十分である。

装備

なし

備考

一人称は「おいら」。二人称は基本的に「きみ」や「おまえ」など。イメージCVは増田俊樹さん。イメージカラーは警戒色。

母親は、虹色の光を放ちながら産まれてきた我が子を見るや否や昏倒した。貧困層でありまともな胎内の検査が受けられなかったために、家族はその日初めて、母体の中から現れるクリーチャーの姿を目の当たりにしたのだった。両親はすぐさま、その化け物を半ば突き放すような形で国へと献上する。

屍肉を与えられてしばらくは育てられたが、程なくして親衛隊として活動することは総合的に不適と判断された。処分されることはなく王城の研究施設に送られることとなっていたが、輸送の最中で運よくとある貴族の目に留まり、ネフィラはその貴族に買い取られる。しかし、単なる興味本位で珍しい怪物を買った貴族に飽きが来るのも早く、一年と待たずして別の貴族に明け渡されるという扱いがそれ以降繰り返された。あるときは二束三文で譲渡される形で、またあるときは闇オークションで競りにかけられる形で。どの家も、“買った奴隷や拉っしてきた貧民をネフィラに食わせて、その光景を余興として環視して楽しむ”ような人間ばかりであったが、生まれたときからそのような生き方しか知らず、また、自分の本当の家族が自分と絶縁した理由を理解していたネフィラは、その身の上に悲愴感を抱くことはなかった。

現在から2年ほど前の出来事。当時ネフィラを所有していた貴族の消息が突如として途絶えた。頭数幾らかの親衛隊が邸宅へ駆け付けると、そこではネフィラが邸内の人間を食い散らかしていた。あまりの惨状に親衛隊らが身を翻して逃げ出す中、ただ一人ユーフェミアだけがその場に止まり、「おまえかわいいねえ。ね、うち来ない?」と、手を差し伸べる。ユーフェミアと出会った日、ネフィラは初めて冷たい水でなく温かいお湯で洗われ、初めてボロ切れでなく普通の人間が着るようなシャツを宛てがわれ、初めて檻の中でなく綺麗な部屋の柔らかな寝床で眠った。

募集

  • [〆]飼い主さん(1名)
  →ユーフェミア・ラングハンスさん
  • ネフィラを受け入れて仲良くしてくださっている希少な方(1〜2名)
  • ネフィラを特別怖がっている、もしくは嫌っている方(1〜2名)

その他も積極的に関係を築けたらと思っておりますので、どうぞお気軽に声をおかけください。

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

Menu

メンバーのみ編集できます