トレーク・ヴェルムート
最終更新：
zero_kannami 2020年06月19日(金) 07:57:33履歴
｢なるほど、最近顔を見ないと思ったら向こう側に行っていたのか……別に驚きはしないかな。あの人は陛下に忠誠を誓っているわけではなかったし、度々国の未来を憂いていたからね……ん?別に怒ってはないさ。少年がそうしたいから向こうに行ったのだろう?期間はどうあれ、共に戦ったことがある元はと言えど仲間の未来を閉ざしてしまうのは勿体ないことだよ。したいことをしたい時にしないと、ね。人生は短いんだ｣
｢……そうか、見るのは初めてだったか。どうだい?王国の化学力と当方の天恵によって完成した人体と人体、そして機械の完璧な融合さ。気味が悪いかな?昔はもっと当方の体も残っていたのだが神器を持った少年少女にやられてね。このようにほぼ全身機械のようになってしまったというわけさ。神器にあそこまで力があるとはね、当方とした事が流石に無茶をしてしまったよ。……次は負けないさ、何せ当方は尊い命を背負っているのだからね、物理的に!!…………おかしいな、今のは笑える所のはずだが｣
｢存在意義か。難しい話だね。当方は別に望んでこうなったわけでもなければ生きたいわけでもない。昔死んでいれば楽だったかもしれないが、今更死ぬことを許される立場でもない。誰かの為でも、自分の為でもない。兵器として存在しているから戦っているという表現がしっくり来るね。だが、陛下直属の居心地は悪くない。確かに外から見ればこの国は腐っているのだろう。現に民は立ち上がっている。それでもね、私は陛下が立っている国を見ていたいのさ。確かに陛下はろくでもないし、死んでも死なないような人だが……まぁ、その、なんだ…………すき、というやつかな。ふふっ、他の人には内緒だよ｣
｢少年少女は、立ち上がり、武器を取り、神の器で、天の恵みで、ここまで来たのだろう。化け物で怪物、兵器である当方に何を今更戸惑うことがある。当方の実力への恐怖かい?見た目の悍ましさへの恐怖かい?こちらは寸分の違いもなく殺しにいくぞ。少年少女への敬意だ。せめて、存分に苦しんで死にたまえ｣
名前：トレーク・ヴェルムート
(改定前)自律思考型殲滅用生物兵器試作型
(改定後)汎用人型決戦兵器
読み仮名：-
性別：(一応)女性
年齢：102(詳しくは後述)/見た目年齢：30代半ば
役職：陛下直属の親衛隊員
性格：顎々としており掴みどころがない。流れる雲のようで気づいたらいるし、もう一度見るときにはいなくなっているような人。口を開いても詩的だったりとよく分からないことを話したりするのでどこからが本心か理解しづらい。面倒見がよく視野も広い姉御肌。
だが仲良くなってもある一線からは絶対に踏み込ませない領域があり、自分からも相手の一定のラインよりは踏み込もうとしない。早い段階で友人にはなれるが親友にはしてくれないタイプの人間。
物事を達観して見たり、考えたりと、陛下直属の親衛隊員でありながら第三者的立場にいたがることが多い。しかし、だからと言って反逆軍に肩入れしたり手を貸したりわけではない。笑顔で会話した後にサクッと殺したりする人。
感情がないわけではないが、長く生きてきたため色々な感情が薄まってしまっている。本人もそれを分かっているのか、たまに無理して喜怒哀楽を表現しようとしている。ふと見せた表情や立ち振る舞いは儚げであり、今にも消えてしまいそうと言われたり黙って目を閉じていると死んでいると思われたりすることも。
反逆軍には強い恨みもなく、どこかで交わらない人生になってしまったね、程度にしか考えておらず自分が存在する理由が兵器だし戦うしかない状態。好戦的な性格ではなく、対話も成立するが根っこは完全に親衛隊員。
長い間、生物兵器として反抗も暴走もなく生きてきたので武器等に制御装置はあるが思考や精神は縛られておらず、やりたいことをやりたいように生きている。一見、陛下への忠誠心は見られないが王国の上に立っている陛下は見ていたいとずっと思っており、陛下が死ぬ時は自分も死んでいるはずだと信じている。地獄まで勝手に着いていくつもり。陛下への気持ちを自覚してから、陛下はそのような感情を向けられるのを嫌うのが分かっているのでむしろ自分から勝手に距離を取っている。
生まれが特殊な為、他の親衛隊と距離を置かれてしまうこともあり少し寂しく思っているがこちらから無理に関係を深めようとはしない。が、向こうから近付いて来てくれた場合は喜ぶ。他の親衛隊を逃がすために囮になる時も(備考,募集参考)。自分の命を軽視していると注意されることもあるが、自他問わず命そのものにあまり意味を見出していない。
王族に対しては知り合いの親衛隊と関わっている場合はしっかり挨拶を済ませるなど礼儀正しい一面も目立つ。
(要追記・要修正)
容姿：重たい白髪は肩に着かない程度に切り揃えてあり、前髪は目に掛かる長さ。細く開かれた三白眼が髪の間から覗いており、瞳は白く濁っており右目は機械だが持ち前の左目と初見では気付けないほどよく出来ている。背丈は180代後半と高いがそれは機械であるから。両足と腰、左腕と右目、右の脇腹から左の腰までに斜めに線を引いた場合の以下胴体は自分の物ではなく機械。機械部は人工皮膚などで隠してはおらず、一目見て金属だと分かるほどにはメカメカしている。右腕はレントゲン写真の人の骨を紺色にし、太くしたような見た目。両足は生身とは逆関節で作られており跳躍力と旋回カに優れているとか。
いつも背中に紺色の背丈より一回り小さい170cm程の箱(装備参照)を背負っておりそこから伸びたコードが機械部や自分の物ではない体の部分に繋がれている。
(要追記・要修正)
天恵：『他人の人体と彼女を繋いだ場合、拒絶反応などなく適応し自身の体のように動かすことが出来る』といったもの。
例としては、切断した他者の腕を彼女の体と簡易な縫合をしても数日後には元からその位置に腕があったかのように動かすことが出来る。性別や年齢なども関係なく繋ぐことが可能であり彼女本来の体の自己再生機能が高い。
そのため本来は病気や怪我をした人体の一部を一度切除、彼女に繋ぎ、壊死等のリスクを減らしては状態の良いままで経過観察や研究などをすると言った医療に生かされるべき天恵であった。
(要追記・要修正)
神器：-
装備：
� 慇蚕�の箱』
彼女がいつも背負っている縦約170cm、幅約50cm、奥行約40cmの紺色の直方体に近い箱。例えるなら箱ティッシュや掃除用具箱。中には防腐用の液体や幾つか計器、身体強化関連を中心とした天恵を持った丈夫な人だったモノが数多のコードに繋がれて入っておりその箱から出たコードは言わば血管や神経の役目をしており、トレークの体や後述の武器へと繋がれている。
箱の中は巨大な試験管のようになっており、人だったモノが約一人〜二人が入れられている事が多い。武器の出力を上げるためにそれ以上入れることもあるとか。トレークが普通に生活するだけならば半月は持つが、戦闘を行った場合は基本的に一回の戦闘に一箱。
強力な装備であると共に目に見える弱点であり、耐衝撃や耐熱等に優れた素材にて作られているが背中を意識した行動を余儀なくされる。
��擬似神器『失楽園』
(※擬似神器とあるが、神器によって一度壊されたトレークの武器を強化し再び作った時にトレークが使用する際に様々な武器に変化する、という部分に、着目し『エンブレムから変形する』神器と少し似ている、と勝手に彼女が命名しただけ※)
黒黒とした大小様々な板と機械制御によって形成された武器。通常形態は彼女の背丈ほどの片刃の刀剣であり、刃の部分が常に駆動しているためチェーンソーのような使用が可能。戦う相手のスタイルや使用武器によって槍や銃、上腕部や拳を覆うように装着し肉弾戦も可能。
トレークを介さない場合は使用者が命を落とすだけあって出力強化による切れ味等の威力、破壊力は高く、彼女の機械化した足による機動力を活かした戦法が基本スタイル。
(※武器は最初、人体と直接繋いで使用することにより出力を増すように作られたのだが、その負荷から命を落としてしまう者が多かった。
そのため、先ずは人だったモノとトレークを天恵にて拒絶反応無しに繋ぎ、次に人だったモノと後述の武器や機械の足等に繋ぐ事によって、箱を介することで武器や機械化された部位の出力を高めながらもトレークへの負荷を極力減らして使用出来るようにした※)
(要追記・要修正)
備考：一人称｢当方｣二人称｢少年/少女/〜さん/キミ｣
生まれは先代の王の時代に一山当てようと諸外国から移住してきた商人の家系。商戦にて勝利した先祖のおかげで貴族として過ごしていた家に生まれる。天恵を持って生まれた彼女は例に漏れることなく、国に捧げられ親衛隊員となるべく教育を受けていく。当時の親衛隊員としての成績は中の下であり、天恵もあまり戦闘に活かせるものではないと思っており、折角なので医療関係の道に進むもうと考えている時に王国からお呼びが掛かる。
不思議に思うが断る訳にもいかず、呼ばれた先へ行くとそこでは王国の強みである軍事力を高めるために天恵や機械を組み合わせた兵器の作成を進める研究所であった。新しく作った兵器が破壊力は十分なのだが、使用者と直接接続して使用するものであり、負荷が大きく使用者が命を落としてしまうことが問題とされていた。
そこで彼女の天恵を知った人物が『トレークと他の人物を繋いでそれを介して武器と繋げばトレークへの負荷を減らしながら使えるのでは?』と考えたらしい。恐ろしい研究と武器だと感じたが拒否権などなく、研究に協力する事に。
予想通り、武器によるほとんどの負荷はトレークと武器の間の人に請け負わせる事に成功し、彼女に掛かる不可も人以上の再生能力によりほとんど無いものとして扱う事が出来た。トレークの体の再生能力にも限界があったが、他の健康な身体を移植することによって無理矢理身体を再生させていく。しかし、当時の彼女の精神は着いていく事が出来ずに研究所による薬物投与による抑制が行われていたとか。また、常に若い人物と天恵により接続されていたため、体年齢が老いる速度が著しく遅くなり、100を越えた今でも見た目年齢は30代半ばをしている。
実年齢が30を越えた頃には反抗もなく、薄まった感情で淡々と過ごしていた。そんな中、戦闘能力から陛下直属の親衛隊員となる。特に思うところもないと感じていたが陛下に必要とされていることに気が付いた時に悪くない感情に包まれ、そこから彼を意識するようになったとか。
聖女(魔女)とはそれなりに仲が良く、裏切りを知っていたわけではないが｢裏で何かしているな｣とは思っていたが他の親衛隊員に話すこともなく、見守っていた。処刑当日は勿論駆り出されており、鎮圧に一役買っている。処刑の瞬間は今でも鮮明に覚えているとか。
そこから神器が登場し、他の親衛隊員への援軍として登場した時に初めて交戦。その圧倒的な力に撤退すべきと判断し、共に戦っていた親衛隊員を逃がすために『聖女の箱』について高らかに説明して囮となる。仲間が逃げたのを確認してから死ぬかもしれないと感じながらも神器使い数人と衝突。その際に左腕や胴体の一部、右目を負傷、武器を破壊されるも神器使いにも重症を与え、痛み分けの形にて双方が撤退。負傷した部位は他の人間を移植しても良かったのだが、武器同様に機械化させれば更に彼女を強化出来るのではと考えた王国側により機械化し、現在に至る。この時に帰還した際、助けた親衛隊員にお礼を言われた事や陛下に大儀であったと褒められたことを今でも覚えており、最早自分は人なのかと疑っていた時期でもあり久しぶりに感情を思い出したとか。陛下への想いを自覚したのもこの時。口に出すことは決して無いが。
しかしこの時の敗北で周囲の中傷や兵器としての自己の喪失により珍しく荒れていた時期もあったとか。
現在は陛下直属親衛隊員ではあるが、常に陛下の傍にいるわけではなく、箱の管理があるので研究所と連絡取れる状態にしながら王国内を広い範囲でふらふらと行動していることが多い。探しているわけではないが反逆軍と接触した場合は｢今は散歩中なんだ｣と自分から仕掛けることはない。向こうから来た場合は容赦なく戦闘するし、天恵持ちは死なない程度に痛め付け、箱の中身にするため持ち帰るとか。護衛の仕事があれば誰よりも早く集まる辺り、忠誠心はあるようだ。
イメージカラーは浅葱鼠。
(要追記・修正)
｢……そうか、見るのは初めてだったか。どうだい?王国の化学力と当方の天恵によって完成した人体と人体、そして機械の完璧な融合さ。気味が悪いかな?昔はもっと当方の体も残っていたのだが神器を持った少年少女にやられてね。このようにほぼ全身機械のようになってしまったというわけさ。神器にあそこまで力があるとはね、当方とした事が流石に無茶をしてしまったよ。……次は負けないさ、何せ当方は尊い命を背負っているのだからね、物理的に!!…………おかしいな、今のは笑える所のはずだが｣
｢存在意義か。難しい話だね。当方は別に望んでこうなったわけでもなければ生きたいわけでもない。昔死んでいれば楽だったかもしれないが、今更死ぬことを許される立場でもない。誰かの為でも、自分の為でもない。兵器として存在しているから戦っているという表現がしっくり来るね。だが、陛下直属の居心地は悪くない。確かに外から見ればこの国は腐っているのだろう。現に民は立ち上がっている。それでもね、私は陛下が立っている国を見ていたいのさ。確かに陛下はろくでもないし、死んでも死なないような人だが……まぁ、その、なんだ…………すき、というやつかな。ふふっ、他の人には内緒だよ｣
｢少年少女は、立ち上がり、武器を取り、神の器で、天の恵みで、ここまで来たのだろう。化け物で怪物、兵器である当方に何を今更戸惑うことがある。当方の実力への恐怖かい?見た目の悍ましさへの恐怖かい?こちらは寸分の違いもなく殺しにいくぞ。少年少女への敬意だ。せめて、存分に苦しんで死にたまえ｣
名前：トレーク・ヴェルムート
(改定前)自律思考型殲滅用生物兵器試作型
(改定後)汎用人型決戦兵器
読み仮名：-
性別：(一応)女性
年齢：102(詳しくは後述)/見た目年齢：30代半ば
役職：陛下直属の親衛隊員
性格：顎々としており掴みどころがない。流れる雲のようで気づいたらいるし、もう一度見るときにはいなくなっているような人。口を開いても詩的だったりとよく分からないことを話したりするのでどこからが本心か理解しづらい。面倒見がよく視野も広い姉御肌。
だが仲良くなってもある一線からは絶対に踏み込ませない領域があり、自分からも相手の一定のラインよりは踏み込もうとしない。早い段階で友人にはなれるが親友にはしてくれないタイプの人間。
物事を達観して見たり、考えたりと、陛下直属の親衛隊員でありながら第三者的立場にいたがることが多い。しかし、だからと言って反逆軍に肩入れしたり手を貸したりわけではない。笑顔で会話した後にサクッと殺したりする人。
感情がないわけではないが、長く生きてきたため色々な感情が薄まってしまっている。本人もそれを分かっているのか、たまに無理して喜怒哀楽を表現しようとしている。ふと見せた表情や立ち振る舞いは儚げであり、今にも消えてしまいそうと言われたり黙って目を閉じていると死んでいると思われたりすることも。
反逆軍には強い恨みもなく、どこかで交わらない人生になってしまったね、程度にしか考えておらず自分が存在する理由が兵器だし戦うしかない状態。好戦的な性格ではなく、対話も成立するが根っこは完全に親衛隊員。
長い間、生物兵器として反抗も暴走もなく生きてきたので武器等に制御装置はあるが思考や精神は縛られておらず、やりたいことをやりたいように生きている。一見、陛下への忠誠心は見られないが王国の上に立っている陛下は見ていたいとずっと思っており、陛下が死ぬ時は自分も死んでいるはずだと信じている。地獄まで勝手に着いていくつもり。陛下への気持ちを自覚してから、陛下はそのような感情を向けられるのを嫌うのが分かっているのでむしろ自分から勝手に距離を取っている。
生まれが特殊な為、他の親衛隊と距離を置かれてしまうこともあり少し寂しく思っているがこちらから無理に関係を深めようとはしない。が、向こうから近付いて来てくれた場合は喜ぶ。他の親衛隊を逃がすために囮になる時も(備考,募集参考)。自分の命を軽視していると注意されることもあるが、自他問わず命そのものにあまり意味を見出していない。
王族に対しては知り合いの親衛隊と関わっている場合はしっかり挨拶を済ませるなど礼儀正しい一面も目立つ。
(要追記・要修正)
容姿：重たい白髪は肩に着かない程度に切り揃えてあり、前髪は目に掛かる長さ。細く開かれた三白眼が髪の間から覗いており、瞳は白く濁っており右目は機械だが持ち前の左目と初見では気付けないほどよく出来ている。背丈は180代後半と高いがそれは機械であるから。両足と腰、左腕と右目、右の脇腹から左の腰までに斜めに線を引いた場合の以下胴体は自分の物ではなく機械。機械部は人工皮膚などで隠してはおらず、一目見て金属だと分かるほどにはメカメカしている。右腕はレントゲン写真の人の骨を紺色にし、太くしたような見た目。両足は生身とは逆関節で作られており跳躍力と旋回カに優れているとか。
いつも背中に紺色の背丈より一回り小さい170cm程の箱(装備参照)を背負っておりそこから伸びたコードが機械部や自分の物ではない体の部分に繋がれている。
(要追記・要修正)
天恵：『他人の人体と彼女を繋いだ場合、拒絶反応などなく適応し自身の体のように動かすことが出来る』といったもの。
例としては、切断した他者の腕を彼女の体と簡易な縫合をしても数日後には元からその位置に腕があったかのように動かすことが出来る。性別や年齢なども関係なく繋ぐことが可能であり彼女本来の体の自己再生機能が高い。
そのため本来は病気や怪我をした人体の一部を一度切除、彼女に繋ぎ、壊死等のリスクを減らしては状態の良いままで経過観察や研究などをすると言った医療に生かされるべき天恵であった。
(要追記・要修正)
神器：-
装備：
� 慇蚕�の箱』
彼女がいつも背負っている縦約170cm、幅約50cm、奥行約40cmの紺色の直方体に近い箱。例えるなら箱ティッシュや掃除用具箱。中には防腐用の液体や幾つか計器、身体強化関連を中心とした天恵を持った丈夫な人だったモノが数多のコードに繋がれて入っておりその箱から出たコードは言わば血管や神経の役目をしており、トレークの体や後述の武器へと繋がれている。
箱の中は巨大な試験管のようになっており、人だったモノが約一人〜二人が入れられている事が多い。武器の出力を上げるためにそれ以上入れることもあるとか。トレークが普通に生活するだけならば半月は持つが、戦闘を行った場合は基本的に一回の戦闘に一箱。
強力な装備であると共に目に見える弱点であり、耐衝撃や耐熱等に優れた素材にて作られているが背中を意識した行動を余儀なくされる。
��擬似神器『失楽園』
(※擬似神器とあるが、神器によって一度壊されたトレークの武器を強化し再び作った時にトレークが使用する際に様々な武器に変化する、という部分に、着目し『エンブレムから変形する』神器と少し似ている、と勝手に彼女が命名しただけ※)
黒黒とした大小様々な板と機械制御によって形成された武器。通常形態は彼女の背丈ほどの片刃の刀剣であり、刃の部分が常に駆動しているためチェーンソーのような使用が可能。戦う相手のスタイルや使用武器によって槍や銃、上腕部や拳を覆うように装着し肉弾戦も可能。
トレークを介さない場合は使用者が命を落とすだけあって出力強化による切れ味等の威力、破壊力は高く、彼女の機械化した足による機動力を活かした戦法が基本スタイル。
(※武器は最初、人体と直接繋いで使用することにより出力を増すように作られたのだが、その負荷から命を落としてしまう者が多かった。
そのため、先ずは人だったモノとトレークを天恵にて拒絶反応無しに繋ぎ、次に人だったモノと後述の武器や機械の足等に繋ぐ事によって、箱を介することで武器や機械化された部位の出力を高めながらもトレークへの負荷を極力減らして使用出来るようにした※)
(要追記・要修正)
備考：一人称｢当方｣二人称｢少年/少女/〜さん/キミ｣
生まれは先代の王の時代に一山当てようと諸外国から移住してきた商人の家系。商戦にて勝利した先祖のおかげで貴族として過ごしていた家に生まれる。天恵を持って生まれた彼女は例に漏れることなく、国に捧げられ親衛隊員となるべく教育を受けていく。当時の親衛隊員としての成績は中の下であり、天恵もあまり戦闘に活かせるものではないと思っており、折角なので医療関係の道に進むもうと考えている時に王国からお呼びが掛かる。
不思議に思うが断る訳にもいかず、呼ばれた先へ行くとそこでは王国の強みである軍事力を高めるために天恵や機械を組み合わせた兵器の作成を進める研究所であった。新しく作った兵器が破壊力は十分なのだが、使用者と直接接続して使用するものであり、負荷が大きく使用者が命を落としてしまうことが問題とされていた。
そこで彼女の天恵を知った人物が『トレークと他の人物を繋いでそれを介して武器と繋げばトレークへの負荷を減らしながら使えるのでは?』と考えたらしい。恐ろしい研究と武器だと感じたが拒否権などなく、研究に協力する事に。
予想通り、武器によるほとんどの負荷はトレークと武器の間の人に請け負わせる事に成功し、彼女に掛かる不可も人以上の再生能力によりほとんど無いものとして扱う事が出来た。トレークの体の再生能力にも限界があったが、他の健康な身体を移植することによって無理矢理身体を再生させていく。しかし、当時の彼女の精神は着いていく事が出来ずに研究所による薬物投与による抑制が行われていたとか。また、常に若い人物と天恵により接続されていたため、体年齢が老いる速度が著しく遅くなり、100を越えた今でも見た目年齢は30代半ばをしている。
実年齢が30を越えた頃には反抗もなく、薄まった感情で淡々と過ごしていた。そんな中、戦闘能力から陛下直属の親衛隊員となる。特に思うところもないと感じていたが陛下に必要とされていることに気が付いた時に悪くない感情に包まれ、そこから彼を意識するようになったとか。
聖女(魔女)とはそれなりに仲が良く、裏切りを知っていたわけではないが｢裏で何かしているな｣とは思っていたが他の親衛隊員に話すこともなく、見守っていた。処刑当日は勿論駆り出されており、鎮圧に一役買っている。処刑の瞬間は今でも鮮明に覚えているとか。
そこから神器が登場し、他の親衛隊員への援軍として登場した時に初めて交戦。その圧倒的な力に撤退すべきと判断し、共に戦っていた親衛隊員を逃がすために『聖女の箱』について高らかに説明して囮となる。仲間が逃げたのを確認してから死ぬかもしれないと感じながらも神器使い数人と衝突。その際に左腕や胴体の一部、右目を負傷、武器を破壊されるも神器使いにも重症を与え、痛み分けの形にて双方が撤退。負傷した部位は他の人間を移植しても良かったのだが、武器同様に機械化させれば更に彼女を強化出来るのではと考えた王国側により機械化し、現在に至る。この時に帰還した際、助けた親衛隊員にお礼を言われた事や陛下に大儀であったと褒められたことを今でも覚えており、最早自分は人なのかと疑っていた時期でもあり久しぶりに感情を思い出したとか。陛下への想いを自覚したのもこの時。口に出すことは決して無いが。
しかしこの時の敗北で周囲の中傷や兵器としての自己の喪失により珍しく荒れていた時期もあったとか。
現在は陛下直属親衛隊員ではあるが、常に陛下の傍にいるわけではなく、箱の管理があるので研究所と連絡取れる状態にしながら王国内を広い範囲でふらふらと行動していることが多い。探しているわけではないが反逆軍と接触した場合は｢今は散歩中なんだ｣と自分から仕掛けることはない。向こうから来た場合は容赦なく戦闘するし、天恵持ちは死なない程度に痛め付け、箱の中身にするため持ち帰るとか。護衛の仕事があれば誰よりも早く集まる辺り、忠誠心はあるようだ。
イメージカラーは浅葱鼠。
(要追記・修正)
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