シャングリラのウィキです

〜プロフィール〜

「こ、ロス……殺す、殺す殺す殺す殺す殺す殺殺殺殺殺ゥ!! 死なずとも殺してやる! 四肢を落とし頸を落とし、頭蓋砕いてもまだ生きていられるか試してやるッ! 骨肉から血の一滴までも刻み壊し殺してやる!!」

「退くか否か、この場で判断しろ。挑むのなら、決死の覚悟を抱いてこい。そうでないのなら何もかもを放り出して逃げればいい。牙も決意も無い犬を相手にするほど俺も暇を持て余してはいないのでな」

「殺す、膿腐った不死の王も、その血脈に連なる眷属共も、そして王に与し支持する奴腹も。何人の例外なく俺が殺す。この国に5000年かけて刻まれた陰、彼女を否定した奴ら全部俺がまとめて連れてゆく……だから、お前たちはなるべくなら生き延びろ。殺すことしか能が無い、この戦いのその『先』に俺の役目はきっと無い。お前たちは生きてここから『先』を創れ」

名前:スレイ
読み仮名:――

性別:男
年齢:23

役職:反逆軍の神器使い・権天使

性格:平時は物静かで穏やか、しかし自己犠牲を是とするほど自嘲的故に陰気な雰囲気を漂わせる男。それに比例してか仲間意識も相応に強く、如何な窮地であっても決して仲間の生を諦めずに足掻く生き汚さを併せ持つ。そもそも戦闘へのスタンスが上流階級のそれとは根本から異なり、最終的に勝てるのであれば敗走も厭わない
しかし心の最奥、根幹には国となにより自身の全てを奪い去った王の血族への憤怒と憎悪が巣食っている。有事それも憎い怨敵の喉元に己が刃が近ければ近いほど理性の箍が外れ狂戦士としての本能が垣間見える。半面親衛隊に対しては脅威としての認識はあっても王族に対して程の憎しみは抱いていない。彼にしてみれば親衛隊もまた王族によって生き方を歪められた被害者に他ならない

容姿:身長179cm、艶のない黒髪とそれと同色の瞳を持つ青年。こけた頬や手入れの行き届いてない無精髭、古傷や銃痕に覆われた小麦色の身体からは想像もつかないが未だ20代も半ば前。特に右半面と左半身の負傷が激しく、右目は視力を失い左肩も半ば抉られている。左手に関しては小指及び薬指が欠損しており、握力は成人女性並みまで低下している
服飾は軽装を好み、籠手や胸当て等の最低限の防具を除けば街の浮浪者や農夫の野良着とさして変わらない恰好をしている。靴は足音を極力殺す様に靴底の柔らかなもの、もしくは素足に布を巻きつけている。また素性と有事の得物隠蔽の為に顔と手元を隠す襤褸を外套として羽織っている
肩甲骨まで伸びた髪を装飾がついた紐で縛り両肩から垂らしている。自身の好みの装飾品ではないようで曰く「戦友からもらった代物で、願掛け」とのこと

天恵:――

神器:【権天使・王国に戴くもの(アルケー・ロードマルクト)】
柄だけが異様に長い粗末な拵えの短剣。支配者の守護と裁断の両の属性を併せ持つ神器

権能は『刀身の操作』。単純故にその機能は幅広く、伸縮を初めとする形状変化だけではなく常温での状態変化や質量の増減すら使い手によっては自在という代物。武器としての取り回しを度外視すれば2,3人を覆い隠せるほどの防壁を瞬時に作り上げることも可能。武具として使用した場合には神器共通の不壊の特性に加え普通ならば机上の空論とされる金属の理論強度を再現することにより、神器もしくは同質の強度を持った物質以外は容易に切断・貫通せしめる魔刃となる
攻防を高水準でこなす戦闘に特化した神器ではあるが、使い手の熟練度の関係上複雑な刀身の操作と同時に理想金属を再現することは不可能。理想金属の特性を引き出すのであれば形状はあくまで「剣」としての大枠から外れることは出来ない。また「柄」という神器本体から切り離された刃は本来の特性の一切を消失してしまう為飛び道具として見た場合には既存の兵装とさして大差はない

装備:山刀。何の変哲もないが刀身が短く取り回しに優れ、また頑強。神器と拵えが全く同一であり、神器の特性を熟知している相手と対峙した際には牽制・偽装として機能する

備考:一人称は「俺」二人称は「お前」「君」等。本名は「グレン・ヘレフォード」。生まれは帝都に隣接する貧村の一つ。其処に住む農夫の一人が税収の緩和の条件として領主に差し出した娘を母親にもつ。領主たる男からすれば一夜限りの戯れであったが、男もろくに知らぬ生娘であった母親は上級階級に向ける憧憬を恋慕とすり替え妄信、領主に対し激しい恋情を抱くようになる。気紛れか、将又一抹の良心の呵責からか男も娘を年に数度館に招いては褥を共にするようになる。こうして生まれた子供こそがグレンであり、妾腹としてとして認知こそされなかったものの母親と二人村民として不自由ない幼少期を送る
転機となったのはグレンが8歳を迎えた頃。母親の第二子の出産、グレンの弟(妹)は七色の光と共に誕生した。子を愛しい男を自分の下に繋ぎとめる楔としてしか認識していない母親は国への引き渡しを拒否、自身を正妻として迎え貴族の権力を以て我が子たちを保護するよう領主へと直訴する。娘の訴えを受け領主は承諾、母子ともに館へと迎え入れる。館にて母子を迎えたのは暖かな歓迎ではなく白銀の刃の群れだった。領主の報告により駆けつけた親衛隊によって母親は即死、グレンも心肺停止の深手を負う
幸か不幸か帝都の外れに在る廃棄施設にて仮死状態より賦活。最早風前の灯同然の致命傷を負った少年を救ったのは虹の瞳を持つ少女であった。命は取り留めたものの母親は既に亡く、父にあたる男に殺されかけた少年に行く当てなどあるはずも無く、聖女の導きにより付近に在った反逆軍へのアジトへと身柄を引き渡されることになる
それからの五年を反逆軍に属する「戦士」として駆け抜けたグレンは命の恩人でもあり同時にかけがえのない『希望』でもあった聖女の処刑により深い悲しみと憎悪に支配されることになる
元々父方の姓であった為か他人に名乗る際にも名前のみを告げていたが、聖女の死以降は人としての自身との決別と復讐の肯定者となる決意から本名を捨てている。「スレイ(殺す)」というのは彼に残ったもっとも大きな感情にして行為であり、畜生に堕ちた愚か者への自嘲でもある
聖女の死により神器を齎されてより10年間、反逆軍の最前線にて戦い続けてきた最古参の神器使いの一人であり欠損したボロボロの身体でありながら神器の取り回しや技量の冴えに関しては聊かの鈍りも感じさせない。とはいえその顔立ちや風体は敵対関係にある王国側にも広く知れ渡っており、戦闘において対抗策を講じられることはおろか、大手を振って往来を行き来することも困難な状況にある
イメージカラーは黒びた鉄錆色

募集:
・長い間轡を共に並べてきた戦友(フロリア・スィ・ラシュカ)

・『願掛け』を交わした相手(フロリア・スィ・ラシュカ

・スレイの右目を奪った相手(グラン=シャリオ・ザーバスノット?)

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