エルダ・M・オルネーテ
最終更新：
pray_for_you 2020年06月21日(日) 22:33:54履歴
〜プロフィール〜
「歴史が、好きなのです。焼け落ちて、崩れ落ちて、燃え落ちて……栄枯盛衰、栄華衰退、そうした時代の因果に呑まれるしかなかった激動の中にあった、錆びついた歴史を知りたい。……それも兼ねてかもしれませんね。こうして店を開いているのは」
「……え、王国に住んでいたときのことが知りたい？ 昔のことですし、あまり話せることはないですよ。
天恵も使えないのに、自分の現状が今のままで続くなんて考えていた愚か者の話しか、ね」
『詩歌をしたためよ、民には稲作を、酒場には遊興を。食え、呑め、歌え、遊べ！』
「"コレ"をつけているときの感覚、ですか。なんといいますか、自分自身が何か乗り物に乗っていて、それを動かしているかのような……いえ、分かりづらいのは承知の上ですけども。ええ、私だって不思議です」
「神の光を知らしめること。神は側で見ていること。それを知らせるという意味を持つのが、この神器。
ならば器に任ぜられた私がするのは、威光に従い、王国の腐敗した秩序を破壊し、再び真なる秩序を敷くこと――」
『――そう、神はお嘆きである！ 不浄の秩序に身を委ね、身魂腐らせながら自滅してゆくお前達を見ていられないと仰っているのだ！ 不義には罰を、奉公には報酬を！』
「……全ては虐げられる者の嘆きのためです。あの日焼き払われた名も知らないであろう一個人のため。それ以外に、理由はありません」
『故に死するがいい、弱者を喰らうのみで強者の責務すら果たせぬ暗愚ども。異論は許さん、座して従え。我の威光が、神のご意思であると知るがよい』
名前：エルダ・M・オルネーテ（Elda Mary Ornette）
読み仮名：―／―
性別：女性
年齢：22
役職：反逆軍の神器使い／主天使
性格：
第一印象はドのつくインドア派。明るい場所で活動している姿が絶望的に似合わない。
作戦行動をはじめとする各種オフィシャルな場では平坦な物言いが多く、プライベートの場でも自分から積極的に話しかけようとはしない。たとえ話したとしても口下手が目立つ。喜怒哀楽が薄く見えるが、表に出すのが苦手なだけ。人付き合いがいい風に思われているが、急務がない限りは断れず断らないだけ。顔面の筋肉がガチガチに固まっているだけであり、無理に笑おうとすると顔がおかしくなるといった風に、表情筋をあまり使っていないのが普段の所作から伺うことができる。
それは神器の仮面に宿った、"主天使"と称する何かの器として振る舞っている側面もある。しかしそれ以上にどこか世間に対して諦めきってしまっている印象が強い。流されるままに生きていければ楽だったが、時勢がそれを許さないのだから生き急ぐ。決して主天使に意識の座を明け渡すことはしないが、自分の身魂に固執もしていない。故にどこか投げやり、厭世的な物言いが目立つ。
だがそのような事情があったとしても、ある一点、弱者のための王国の変革には人一倍以上に執着しており、絶対に曲げることはない。目を閉じても瞼に焼き付いて離れない、絶叫と灼熱の記憶の中にだけ、彼女の行動理由は存在する。そして主天使の力もまた、腐敗と堕落に満ちた『王国』へ神の威光を知らしめんとするがためにエルダを利用する。
容姿：
身長は164cm。肌色は色白。服を着ていても体の凹凸が目立たない痩身だが、病的なまでにやせ細っているわけではない。淡い青を混ぜた冷たい色合いの黒髪をゆるやかに伸ばしており、最低限のケアだけはしているが、癖毛やはね毛が目立つ。髪の間を額が見える形で分けており、あまった髪は黒のヘアピンで留めたうえで横に流している。瞳の色はアイスブルー。澄んだ色合いだが細く、浮かべるのが無表情か物憂げな表情のために暗い印象を与えるものとなっている。その上からシルバーフレームの眼鏡をかけている。修道女であった頃の名残か、焼け焦げた木製の十字架を首から提げている。服装は肌の露出を抑えた、黒いタートルトップスの上に灰色のストールをはおり、朱色のフレアロングスカートを履いている。全体的に喪服のような印象を受ける服装。
神器／主天使：
Dominions Judgement
《神権代行・威光を示せ》
選定者に対し、『神権の代行者』としての活動権限を与える神器。
形状は白い仮面。無駄な装飾のないスマートな印象を受けるもの。
留め具などは見受けられないが、吸い付くようにして顔面に装着することが可能。激しい動きをしてもズレたり落ちたりすることはない。
そして認められた人間以外が装着しようとしても不思議とくっつかない。その上で内側に込められた異能の類は、装着されている間のみ発揮される。
権能の正体は「装着している間のみ、全てにおいて優先される命令を物体に下すことができる」というもの。
命令したい物質へと向けて「○○せよ」と発言すること発動し、全ての物理法則を無視した上で最優先事項として実行される。
一度に実行できる命令は一つのみであり、組み合わせたい場合は文節ごとに区切る必要がある。
決まった形を持たないものは物質と見做されないため指定不可能。
この場合の物質とは「視界に入り、エルダが"大まかな全体像"を捉えることができるもの」を指す。よって視界の空気や海の全てに干渉することは出来ず、脳内で箱のように空間の一部を切り取り、その内側にだけ命令する」ことで初めて操作可能となる。
神器のように同格の武装に対してはそもそも命令が通らないなど制約が多い。
しかし岩が槍へ変形する、敵対者へと向けて攻撃を仕掛けるなどといったありあまる汎用性が強みの神器である――ただし、
仮面には意志が存在し、装着している間は意識を折半することとなる。装着している間のみおおらかで、悪く言えば暴君然とした性格となるのはそのため。
仮面は、生物は自由であるべきと主張しており、「生体組織に対する強制、制約、破壊」などの命令を発した場合、仮面側が能力の発動を拒否する。よって自殺、自死命令につながる「その物体が直接壊れる命令＝自壊せよ」と告げることは不可能。
便利かと問われれば決して便利ではなく、他の神器とは違い”人を選びすぎる”とは最初に選ばれたエルダの談。
――ただしエルダは仮面との対話である折半案を生み出し、それを切り札として保有している。
人間がかけている脳に対するリミッター、並びに生存本能などといったものを外した上で、自分自身に対し「自分の死すら厭わぬ無双の兵士となれ」と命令すること。
飛躍的に身体能力が向上し、感覚器官も鋭敏化する。更に脳の稼働領域も増し、知覚領域が大幅に拡充される。
もっとも、一度使用すればしばらく戦線に出られなくなることは確実であるため、滅多なことでは抜かない。
更に言えば長時間この状態を続けた場合、最悪死の危険性すらあり得る。
仮面は「生物は自由であるべき」と主張し、絶対にそれを害する命令を実行することはない。
しかし、それ故にエルダが自ら殺すべき、倒すべきと決めた相手に対して行う行為に何かしらの制約をかけることもしない。
何故なら人は自由であり、この仮面は「天の威光の代行者」の証明にしか過ぎないのだから。
装備：
使い古された自動拳銃を一丁のみ。ジャンク品として売却されたそれを、アジトで修理したもの。
備考：
イメージCV：能/登/麻/美/子 イメージカラー：ダークブルー
一人称「私」 二人称「あなた／○○さんor様」
仮面装着時には一人称「我」 二人称「貴様／お前／（呼び捨て）」など、とにかく高圧的。
反乱軍に属する、物静かでさえずるような声が特徴的な女性。
表向きは反乱軍の資金調達も兼ねた古物商をひっそりと営み、訪れた客相手に商売を行っている。
財源調達がメインであるがゆえに自分自身に対する利益還元率はわずかだが、食べていければいいというのが彼女のモットー。
反乱軍には6年前から所属しており、神器を賜ったのはつい最近と比較的若手の部類である。
武人よりは文官の類であり、神器の性質も含めて自身の属するアジトの兵糧計算などを行うのが主な職務。
重鎧が着込めず素の能力は親衛隊兵士には劣るが、神器によりそれらをカバーしている。
最近の悩みは万が一自分が戦死した場合、癖が強すぎる神器を誰に引き継がせるかということ。
趣味は珈琲、紅茶を飲みながらゆったりとした時間を過ごすこと。
何かを考えることはせず、無茶で無謀で愚かなことも考えない。そうした時間こそが、至福の時である。
傍目から見れば非戦闘民だが、暗く燃える心の炎をいだき、神器の扱いに対して完全に特化させることで、親衛隊らと渡り合っている。
――そう、全ては、あの日焼き払われた身近な日常のために。
そして王国の秩序を破壊し、新たな秩序を敷くために。
（Back Story）
王国辺境の漁村『パラス(Pallas)村』の出身。漁師を営む両親の元に生まれた、2男3女兄妹の末娘である。
天恵を持って生まれ、王国に召し上げられた長女の話を聞かされながら育ってきた。憧れを持っていた一方で、当時のエルダ・■■■■は体も弱かったことから、微かな嫉妬心を抱いていたのは否定出来ない。
成長し、肉体労働を志せなかった彼女は、聖職者／シスターとして教会に所属することとなる。
ささやかな日銭と住民の善意で生きていく。それ以外に必要なものなどなく、だからこそ他者に施しを与えたいし、目に見える範囲以上も救いたいと考えていた。
だが自分にその力などないし、一旦それを行えば反逆者として王国に追われ、身近な人間を巻き添えにする。それがわかっていたから、せめて身近な人間だけはと、結果的にはいつもどおりの日々を送っていた。
現状は悪いし変えなければならないが、なんだかんだ言ってこれ以上悪くなることはないのだろう。ならば痛みを伴いすぎて立ち直れなくなるよりは、このままの方がいいのでは――と。
――だがその淡く、甘い夢は破壊される。
彼女が16歳の頃であった。
突如王国の親衛隊を名乗る者達が訪れ、『反逆に加担し人命を多数奪った上、国益に著しい害を与えた』罪により、エルダの村が王国の認知している地図上から消滅した。
何もかも理不尽に焼き払われた。林檎をくれた近所の老夫婦、良くしてくれていた神父、何よりも慎ましやかに暮らしていただけの両親、兄弟。
皆平等に惨たらしく無慈悲に徹底的に殺されていった。
エルダは生き残った。理由など些細なことでしかなく、彼女は運よく見つからなかっただけのことだった。
だから隠れて震えていたら全てが終わっていた。
黒く焼け焦げた亡骸と崩れ落ちた住宅、神などいないと言わんばかりに燃え尽きた十字架。
生き残りがいると知られればどうせ狩られるしかない。
反乱軍に身を寄せたのもまた、少しでも生き残ることができる可能性が高かったから。
戦いに望む覚悟や人を殺す覚悟など持っているはずもなかった。
ただ、心には仄暗くくすぶる、焼け付く泥のような炎が灯っていた。
反乱軍に身を寄せてから訓練はした。
引き金を引くだけで人を殺せる銃を使い、罪悪感を消した。
それでも村娘でしかなかった彼女は、一般兵に追いつけなかったが――ある時、聖女／魔女の処刑の一報と同時に神器が降臨した。
留め具の存在しない仮面という奇妙なそれに惹かれた彼女が手にとった結果、"選ばれた"。
平穏を求める祈りだけが縁でありながら弱い光しか発せないエルダに対し、神が役割を与えたのだ。
募集：
�．┘襯世梁爾鮠討い真同丗皸�（募集停止）
──私は、私の存在を、存在を、存在を、無価値にしたものを無価値にする。
→『カノン・アイガー』
��彼女が唯一心を開いている古くからの友人（役職に反逆軍とある者／一名／性別問わず）→『フロリア・スィ・ラシュカ』
本体が書いておいてなんですが、非常に胡散臭い設定です。
そのため、エルダが反逆軍に身を寄せたときから彼女を知っていて、かつ彼女が仮面を装着し『代行者』として振る舞うようになったのを間近で見ていた人……なんていう複雑で、ほんの僅かに重めの関係性となると思われます。
詳しいお話は上記に同じく話し合いながら決めたいです。
��エルダが神器を継がせる候補の後輩or同僚（役職に反逆軍とある者／若干名／性別問わず）
「�◆廚箸呂泙進未任垢�、前提としてはある程度反逆軍内部で付き合いが深いものとしてイメージしております。
存在が呪い一歩手前の仮面を継ぎたい、使いたい人は是非（？）。
「歴史が、好きなのです。焼け落ちて、崩れ落ちて、燃え落ちて……栄枯盛衰、栄華衰退、そうした時代の因果に呑まれるしかなかった激動の中にあった、錆びついた歴史を知りたい。……それも兼ねてかもしれませんね。こうして店を開いているのは」
「……え、王国に住んでいたときのことが知りたい？ 昔のことですし、あまり話せることはないですよ。
天恵も使えないのに、自分の現状が今のままで続くなんて考えていた愚か者の話しか、ね」
『詩歌をしたためよ、民には稲作を、酒場には遊興を。食え、呑め、歌え、遊べ！』
「"コレ"をつけているときの感覚、ですか。なんといいますか、自分自身が何か乗り物に乗っていて、それを動かしているかのような……いえ、分かりづらいのは承知の上ですけども。ええ、私だって不思議です」
「神の光を知らしめること。神は側で見ていること。それを知らせるという意味を持つのが、この神器。
ならば器に任ぜられた私がするのは、威光に従い、王国の腐敗した秩序を破壊し、再び真なる秩序を敷くこと――」
『――そう、神はお嘆きである！ 不浄の秩序に身を委ね、身魂腐らせながら自滅してゆくお前達を見ていられないと仰っているのだ！ 不義には罰を、奉公には報酬を！』
「……全ては虐げられる者の嘆きのためです。あの日焼き払われた名も知らないであろう一個人のため。それ以外に、理由はありません」
『故に死するがいい、弱者を喰らうのみで強者の責務すら果たせぬ暗愚ども。異論は許さん、座して従え。我の威光が、神のご意思であると知るがよい』
名前：エルダ・M・オルネーテ（Elda Mary Ornette）
読み仮名：―／―
性別：女性
年齢：22
役職：反逆軍の神器使い／主天使
性格：
第一印象はドのつくインドア派。明るい場所で活動している姿が絶望的に似合わない。
作戦行動をはじめとする各種オフィシャルな場では平坦な物言いが多く、プライベートの場でも自分から積極的に話しかけようとはしない。たとえ話したとしても口下手が目立つ。喜怒哀楽が薄く見えるが、表に出すのが苦手なだけ。人付き合いがいい風に思われているが、急務がない限りは断れず断らないだけ。顔面の筋肉がガチガチに固まっているだけであり、無理に笑おうとすると顔がおかしくなるといった風に、表情筋をあまり使っていないのが普段の所作から伺うことができる。
それは神器の仮面に宿った、"主天使"と称する何かの器として振る舞っている側面もある。しかしそれ以上にどこか世間に対して諦めきってしまっている印象が強い。流されるままに生きていければ楽だったが、時勢がそれを許さないのだから生き急ぐ。決して主天使に意識の座を明け渡すことはしないが、自分の身魂に固執もしていない。故にどこか投げやり、厭世的な物言いが目立つ。
だがそのような事情があったとしても、ある一点、弱者のための王国の変革には人一倍以上に執着しており、絶対に曲げることはない。目を閉じても瞼に焼き付いて離れない、絶叫と灼熱の記憶の中にだけ、彼女の行動理由は存在する。そして主天使の力もまた、腐敗と堕落に満ちた『王国』へ神の威光を知らしめんとするがためにエルダを利用する。
容姿：
身長は164cm。肌色は色白。服を着ていても体の凹凸が目立たない痩身だが、病的なまでにやせ細っているわけではない。淡い青を混ぜた冷たい色合いの黒髪をゆるやかに伸ばしており、最低限のケアだけはしているが、癖毛やはね毛が目立つ。髪の間を額が見える形で分けており、あまった髪は黒のヘアピンで留めたうえで横に流している。瞳の色はアイスブルー。澄んだ色合いだが細く、浮かべるのが無表情か物憂げな表情のために暗い印象を与えるものとなっている。その上からシルバーフレームの眼鏡をかけている。修道女であった頃の名残か、焼け焦げた木製の十字架を首から提げている。服装は肌の露出を抑えた、黒いタートルトップスの上に灰色のストールをはおり、朱色のフレアロングスカートを履いている。全体的に喪服のような印象を受ける服装。
神器／主天使：
Dominions Judgement
《神権代行・威光を示せ》
選定者に対し、『神権の代行者』としての活動権限を与える神器。
形状は白い仮面。無駄な装飾のないスマートな印象を受けるもの。
留め具などは見受けられないが、吸い付くようにして顔面に装着することが可能。激しい動きをしてもズレたり落ちたりすることはない。
そして認められた人間以外が装着しようとしても不思議とくっつかない。その上で内側に込められた異能の類は、装着されている間のみ発揮される。
権能の正体は「装着している間のみ、全てにおいて優先される命令を物体に下すことができる」というもの。
命令したい物質へと向けて「○○せよ」と発言すること発動し、全ての物理法則を無視した上で最優先事項として実行される。
一度に実行できる命令は一つのみであり、組み合わせたい場合は文節ごとに区切る必要がある。
決まった形を持たないものは物質と見做されないため指定不可能。
この場合の物質とは「視界に入り、エルダが"大まかな全体像"を捉えることができるもの」を指す。よって視界の空気や海の全てに干渉することは出来ず、脳内で箱のように空間の一部を切り取り、その内側にだけ命令する」ことで初めて操作可能となる。
神器のように同格の武装に対してはそもそも命令が通らないなど制約が多い。
しかし岩が槍へ変形する、敵対者へと向けて攻撃を仕掛けるなどといったありあまる汎用性が強みの神器である――ただし、
仮面には意志が存在し、装着している間は意識を折半することとなる。装着している間のみおおらかで、悪く言えば暴君然とした性格となるのはそのため。
仮面は、生物は自由であるべきと主張しており、「生体組織に対する強制、制約、破壊」などの命令を発した場合、仮面側が能力の発動を拒否する。よって自殺、自死命令につながる「その物体が直接壊れる命令＝自壊せよ」と告げることは不可能。
便利かと問われれば決して便利ではなく、他の神器とは違い”人を選びすぎる”とは最初に選ばれたエルダの談。
――ただしエルダは仮面との対話である折半案を生み出し、それを切り札として保有している。
人間がかけている脳に対するリミッター、並びに生存本能などといったものを外した上で、自分自身に対し「自分の死すら厭わぬ無双の兵士となれ」と命令すること。
飛躍的に身体能力が向上し、感覚器官も鋭敏化する。更に脳の稼働領域も増し、知覚領域が大幅に拡充される。
もっとも、一度使用すればしばらく戦線に出られなくなることは確実であるため、滅多なことでは抜かない。
更に言えば長時間この状態を続けた場合、最悪死の危険性すらあり得る。
仮面は「生物は自由であるべき」と主張し、絶対にそれを害する命令を実行することはない。
しかし、それ故にエルダが自ら殺すべき、倒すべきと決めた相手に対して行う行為に何かしらの制約をかけることもしない。
何故なら人は自由であり、この仮面は「天の威光の代行者」の証明にしか過ぎないのだから。
装備：
使い古された自動拳銃を一丁のみ。ジャンク品として売却されたそれを、アジトで修理したもの。
備考：
イメージCV：能/登/麻/美/子 イメージカラー：ダークブルー
一人称「私」 二人称「あなた／○○さんor様」
仮面装着時には一人称「我」 二人称「貴様／お前／（呼び捨て）」など、とにかく高圧的。
反乱軍に属する、物静かでさえずるような声が特徴的な女性。
表向きは反乱軍の資金調達も兼ねた古物商をひっそりと営み、訪れた客相手に商売を行っている。
財源調達がメインであるがゆえに自分自身に対する利益還元率はわずかだが、食べていければいいというのが彼女のモットー。
反乱軍には6年前から所属しており、神器を賜ったのはつい最近と比較的若手の部類である。
武人よりは文官の類であり、神器の性質も含めて自身の属するアジトの兵糧計算などを行うのが主な職務。
重鎧が着込めず素の能力は親衛隊兵士には劣るが、神器によりそれらをカバーしている。
最近の悩みは万が一自分が戦死した場合、癖が強すぎる神器を誰に引き継がせるかということ。
趣味は珈琲、紅茶を飲みながらゆったりとした時間を過ごすこと。
何かを考えることはせず、無茶で無謀で愚かなことも考えない。そうした時間こそが、至福の時である。
傍目から見れば非戦闘民だが、暗く燃える心の炎をいだき、神器の扱いに対して完全に特化させることで、親衛隊らと渡り合っている。
――そう、全ては、あの日焼き払われた身近な日常のために。
そして王国の秩序を破壊し、新たな秩序を敷くために。
（Back Story）
王国辺境の漁村『パラス(Pallas)村』の出身。漁師を営む両親の元に生まれた、2男3女兄妹の末娘である。
天恵を持って生まれ、王国に召し上げられた長女の話を聞かされながら育ってきた。憧れを持っていた一方で、当時のエルダ・■■■■は体も弱かったことから、微かな嫉妬心を抱いていたのは否定出来ない。
成長し、肉体労働を志せなかった彼女は、聖職者／シスターとして教会に所属することとなる。
ささやかな日銭と住民の善意で生きていく。それ以外に必要なものなどなく、だからこそ他者に施しを与えたいし、目に見える範囲以上も救いたいと考えていた。
だが自分にその力などないし、一旦それを行えば反逆者として王国に追われ、身近な人間を巻き添えにする。それがわかっていたから、せめて身近な人間だけはと、結果的にはいつもどおりの日々を送っていた。
現状は悪いし変えなければならないが、なんだかんだ言ってこれ以上悪くなることはないのだろう。ならば痛みを伴いすぎて立ち直れなくなるよりは、このままの方がいいのでは――と。
――だがその淡く、甘い夢は破壊される。
彼女が16歳の頃であった。
突如王国の親衛隊を名乗る者達が訪れ、『反逆に加担し人命を多数奪った上、国益に著しい害を与えた』罪により、エルダの村が王国の認知している地図上から消滅した。
何もかも理不尽に焼き払われた。林檎をくれた近所の老夫婦、良くしてくれていた神父、何よりも慎ましやかに暮らしていただけの両親、兄弟。
皆平等に惨たらしく無慈悲に徹底的に殺されていった。
エルダは生き残った。理由など些細なことでしかなく、彼女は運よく見つからなかっただけのことだった。
だから隠れて震えていたら全てが終わっていた。
黒く焼け焦げた亡骸と崩れ落ちた住宅、神などいないと言わんばかりに燃え尽きた十字架。
生き残りがいると知られればどうせ狩られるしかない。
反乱軍に身を寄せたのもまた、少しでも生き残ることができる可能性が高かったから。
戦いに望む覚悟や人を殺す覚悟など持っているはずもなかった。
ただ、心には仄暗くくすぶる、焼け付く泥のような炎が灯っていた。
反乱軍に身を寄せてから訓練はした。
引き金を引くだけで人を殺せる銃を使い、罪悪感を消した。
それでも村娘でしかなかった彼女は、一般兵に追いつけなかったが――ある時、聖女／魔女の処刑の一報と同時に神器が降臨した。
留め具の存在しない仮面という奇妙なそれに惹かれた彼女が手にとった結果、"選ばれた"。
平穏を求める祈りだけが縁でありながら弱い光しか発せないエルダに対し、神が役割を与えたのだ。
募集：
�．┘襯世梁爾鮠討い真同丗皸�（募集停止）
──私は、私の存在を、存在を、存在を、無価値にしたものを無価値にする。
→『カノン・アイガー』
��彼女が唯一心を開いている古くからの友人（役職に反逆軍とある者／一名／性別問わず）→『フロリア・スィ・ラシュカ』
本体が書いておいてなんですが、非常に胡散臭い設定です。
そのため、エルダが反逆軍に身を寄せたときから彼女を知っていて、かつ彼女が仮面を装着し『代行者』として振る舞うようになったのを間近で見ていた人……なんていう複雑で、ほんの僅かに重めの関係性となると思われます。
詳しいお話は上記に同じく話し合いながら決めたいです。
��エルダが神器を継がせる候補の後輩or同僚（役職に反逆軍とある者／若干名／性別問わず）
「�◆廚箸呂泙進未任垢�、前提としてはある程度反逆軍内部で付き合いが深いものとしてイメージしております。
存在が呪い一歩手前の仮面を継ぎたい、使いたい人は是非（？）。
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