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「俺様がヴィンス・フェニックスだ。聖女様の祝福を授かった尊〜い熾天使様だ。あん?もともとの苗字?ねぇよ、そんなもん。実の親は知らねぇし、親代わりはみーんな殺しちまったからな」
「ヒャヒャヒャヒャ!裸で土下座までして、結局ぶっ殺される気分はどうだよ!?あん?人でなしだぁ?てめぇらだって、散々村焼いたりしてきたじゃねぇか。俺の正しさはてめぇらの皇帝陛下が保証して下さってるって訳だよなぁ?」
「頭が痛ぇ……!出てけクソアマが!いい子の俺なんて気持ち悪ぃんだよ……!俺は俺だ!極悪人のヴィンスだ!!」

ヴィンス・フェニックス

性別
年齢25歳(推定)
役職反逆軍の神器使い(熾天使)

性格

 性根の腐った畜生。第一に自分の保身、第二に欲望を優先させる男であり、その為には倫理やプライドに縛られない小悪党。必要があれば、恩人どころか親兄弟でも殺すし、それまで敵対していた相手の靴を舐めることも厭わない。その善悪の是非はともかくとして、目的の為なら手段を選ばない冷酷さと、それを具体的な策に出来るずる賢さ、そして、高潔さや誇りとは無縁の人格が彼を生かしてきたことは確かである。
 最底辺の階層に生まれ、虐げられてきたこともあって、王国というより社会に対しては敵愾心を抱いているものの、自分が王侯貴族の側に入れるのであれば、裏切ることに一切の抵抗はない。また、弱者の出身でありながらも、弱いものいじめは大好きであり、物を奪ったり、女を犯したり、敵対者を殺すことに生き甲斐を見出している。
 最も媚びへつらうことが好きという訳でもないどころか、神器を手に入れてからは強さを威張り散らすようになった。その為、表向きは平身低頭に接している相手がいても、隙あらば弱みを握り、足蹴にしてやろうと考えている。
 目下に対しては、使えなかったり、気に食わない人物は容赦なく切り捨てるものの、逆に気に入った人物には面倒見と気前が良くなる為、直属の部下からの信望は意外にも厚い。

容姿

 貴公子然とした面貌の持ち主でこそあるが、濁った赤眼の目元には縦に古い刀傷があり、整った口元には卑しい笑みが浮かぶことがしばしばある。長い黒髪の持ち主だが、両側頭部とうなじと後頭部の継ぎ目からは赤髪が伸びており、これは地毛ではなく後から染色したもの。両耳には豪奢な金のイヤリングをつけ、華美な印象を与える。
 身長は165cmと男性にしてはやや小柄だが、3cmほど身長を底上げするシークレットブーツで誤魔化している。また身体つきは筋肉質であり、白い肌にはあちこちに古傷がある。
 平時の服装はゆったりとしたものを好むようで、特に膝裏にまで達するほどの長い赤色の羽織はよく着ている。シャツやズボンも羽織に合わせて組み合わせていることが多く、全体的に赤色を好む傾向にあるようだ。略奪した指輪やネックレスといった装飾品も気に入っているようで、やや成金じみた印象を与えさせる。

天恵

神器

≪熾天使≫
 炎を帯びた車輪に十二枚の翼が生えた意匠のペンダントで、ルビーやトパーズを思わせる輝きを放つそれは、この世ならざる物質で構成されていると思われる。生物とも無機物とも取れるそれは神々しくも、人によってはどこか忌避的なものも感じさせるかも知れない。ちなみに彼は熾天使の神器使いとしては二代目にあたる。
 ヴィンスの呼びかけや意思によって、展開および変形する性質を持っており、車輪の付属した物体に姿を変えることができる。ローラースケートや戦車など、元の質量を超えることもしばしばあるようだ。
 展開した神器は炎を纏っており、これらの炎もヴィンスの意思通りに操作することが可能。物質に炎を纏わせることなども可能で、後述するアカラルドなどもこの特性を生かして強化している。
 炎は高温による殺傷性を持っている一方で、ヴィンスの任意で傷を癒したり、物体を修復することも可能。しかしながら、現時点でその効能はかなり低く、せいぜいがかすり傷を癒す程度のものでしかない。

 非常に強力な神器だが、使用者たるヴィンスが聖女の願いとは反する使い方をするたびに、彼の精神性が聖女や先代熾天使の持つ善性に近付いていくという副作用があり、精神浄化が進むたびに癒しの力も強化される模様。ヴィンス自身にも、悪行をするにあたって手が震えたり、身に覚えのない罪悪感に襲われるなど、彼にとっては深刻な代償を伴っている。これは神器として高い性能を持つのと同じく、「命と引き換えに聖女の願いを叶える」という側面も強い為だと思われる。

装備

≪アカラルド≫
 聖鳥を象った黄金の柄を持った宝剣。切れ味もさることながら、高い耐久性を有しており、特に熱にも強く鍛えられた逸品。
 ある貴族の所有物だったが、ヴィンスが略奪。その特性を利用して、炎を纏った神剣としてアカラルドを喧伝して、神器であるように見せかけている。

備考

 一人称は「俺様」、「俺」など。二人称は「てめぇ」などで、へり下る時は「あなた様」など。
 王国の中でも最下層の、いわゆる非人村と呼ばれるような被差別集落の出身。親が誰かは知らず、物心ついた時には牛馬の死体を片付け、物を持つ権利すら持たない最下層の人間として生きていた。
 それでも腕っ節の強い彼はやがて権利がなくても物を奪えることを知り、15の頃に農民たちから物を強奪するようになるが、発覚。王国軍に捕まり、焼かれる非人村の中、親代わりの男を殺せと命じられる。ヴィンスはやや躊躇いはしたが、男を刺し殺し、そして兵士たちに泣いて許しを請うた。兵士たちはそんな惨めな様を見て満足したのか、あるいは放っておいても農民たちに八つ裂きにされると思ったのか。ともあれ、彼を見逃した。ヴィンスは情愛や誇りという言葉は知らなかったが、その概念が全く不要なものであることを悟る。
 同じように親を殺して助かった仲間たちと、ほうほうの体で逃げ出す。各地を流れ、ずる賢さを活かしながら、日雇いの仕事や、時には賊をやったりして、倫理観はさておき効率的に物を得ていくようになる。いつしか裏社会でもそれなりに知られるようになり、貴族の暗闘に絡んだりして、金を得るようになり、挙げ句の果てには貴族の秘密を握り、彼らを恐喝して得た金で楽しく暮らしていた。
 だが、貴族をいつものように強請ろうとしたところ、ついに相手が逆上。返り討ちにしたものの、勢い余って殺してしまい、再びお尋ね者となってしまう。
 帝都や都会のセキュリティは厳しく、万事休していたところに、彼に神器が備わった。それからは手下を引き連れて反逆軍に加入し、作戦に従事してゆくようになる。フェニックスという苗字は先代熾天使から拝借したもので、先代が人格者であったこともあってか、この襲名に気を良くしていない者は多い模様。
 イメージカラーは赤。

人間関係

 ヴィンスの先代にあたる熾天使の神器使い。彼の名乗るフェニックスという苗字も、非人出身のヴィンスがいわば箔付けの為にグレスターから拝借したものである。
 直接の面識がある訳ではないものの、神器を通して流れ込んでくる彼の意思には苦い思いをしており、聖女と並んで嫌悪の対象になっている。

募集

1、同じ村出身の仲間(2〜3人。こんな人間の屑に付き従ってる奴らなので、倫理観ゆるゆるな愉快な仲間たちだと嬉しいです)
2、彼を嫌っている反逆軍の人物(無制限。先代はぐう聖熱血漢のイメージなので、それ絡みでも良いかなと思います。)
3、彼に因縁のある王国の人物(無制限。非人村を焼いた人物だったり、貴族の暗闘に絡んでいたりと、こちらもご自由に。)

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