⇒一章と春と労働の祝日にて、彼の戯れに付き従う。
あらゆる意味で、「ストック・ザーバスノット」のすべてを形作るいと高き人。──その内情はともかくとして。
⇒一章にて、状況の整理のために彼の部屋を訪れる。
いつもの会話、いつものやり取りだった──『彼』が現れ、不穏な平穏の終わりを告げるまでは。
⇒一章後日談・春と労働の祝日にて、わずかな休憩がてら彼と語らう。
理想の偶像として存在する彼の足元にからみつく深遠を、他の者がそうであるように、ストックが知ることはなかった。
⇒二章・仮面舞踏会にて、彼女を迎えに行く。
陛下の宣言にかわいそうなほど怯える彼女を目にして、嫌な予感と当たってほしくはない予想の欠片を胸に抱く。
……なお、春と労働の祝日でモルフォに頼んだ「贈り物」の様子については、目立たない程度にそれとなく気を配っている。
⇒二章後日談にて密会。
互いに抱える後ろ暗いものを知りながら、そのうえで目的のために協力する相手同士であることを確認し、そしてひとつの決意をする。
それはまぎれもなくこれまでの「ストック・ザーバスノット」の行動とは少しだけ外れたものだったが、彼の胸に秘めた目的にはおそらくもっとも近道と思われるもの。